年中・長児の手形を鱗(うろこ)にした特製こいのぼりです。書道用の条幅紙(和紙)を使っています。
おなじみの「屋根よーりたーかーいこいのーぼーりー♪」(昭和6年 作詞:近藤宮子/作曲者不詳)の歌と共に、
年長組では「甍(いらか)の波と雲の波 重なる波のなかぞらを…」の難しい方の「こいのぼり」の歌も唄っています。
弘田龍太郎作曲の文部省唱歌(作詞者不詳)で、この歌が教科書に登場したのは1913年(大正2年)といいますから、今から数えてちょうど100年前の歌になります。
現在は住宅屋根の形状は多種多様で、日本瓦を用いている家の方が都会では少なくなりました。「甍(いらか)の波」といっても、こいのぼりたちにとって見ている風景は昔とはずいぶん違っていると思います。
そこで、昔の甍の波がどんなだったかちょっと見ていきましょう。
これは今から150年前〈文久3年頃〉になりますが、幕末の日本、アジアを撮影してまわった写真家・フェリーチェ・ベアトの有名な作品「愛宕山から見た江戸のパノラマ」写真(東京都写真美術館蔵)です。(写真の引用は「Wikipedia」のフェリーチェ・ベアドより)
この頃のこいのぼりはきっとこんな風景を見ていたのですね。
(下の写真は小さくて細かいですが、Wikibedia上の画像をクリックして大きな写真でご覧になると、甍の並びの美しさにうっとりします。)
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