床をはがし、工事終了後に新しく床板を張るのはいわゆる大工さんの仕事ですが、建物の基礎に関わるのは「鳶(とび)職」の方々です。一般にとび職というと、高層ビルやタワーの高所の鉄骨の上を軽々と歩きながら仕事をする目立つ存在だと思っていましたが、それだけでなく、建物の埋もれて目立たない重要な部分に関わるのもトビの職人さんです。
よく、マンションやデパートや会社ビルの壁面の一番足元に「定礎」(ていそ)と書かれた石のプレートが埋め込まれているのを目にしますが、定礎とは建物の土台になる石のことをいい、建築祈願の「定礎式」の記念としてあのプレートがはめられています。
さて、すっかり床がなくなって、その床下を支えるコンクリート礎石が出現した上の写真↑はどこの部屋かわかるでしょうか?
「まるで発掘現場みたいですね」と大工さんに言ったら、
「そう、まさに発掘ですよ。でも、何にもいいものは出てきませんでしたけどね」
ですって…
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