この会は、先週の作品展に来られたN先生(当園の元先生)が偶然見つけたという案内のチラシを持ってきて下さり、知ったものです。
岩崎先生は米寿を迎えられる今日まで百数十冊の作品を世に出され、現在も執筆・研究・子供や大人たちとの読書会を続けられています。先月も最新作で横浜文学賞を受けられました。私は、岩崎作品を身近にして育ったようなものですから、まさに雲の上のような方ですが、とても気さくで、少女のように好奇心旺盛、はつらつとした方です。
講演会の質疑応答の時間では、小・中学生から、「『かさこじぞう』の続編を書かれるとしたらどんな内容になりますか?」とか「おじいさんの作ったすげ笠が、市場で売れなかったのは質が悪かったからではないですか?事実、その後は吹雪で笠の需要はあったはずなのに…」などの忌憚のない質問に、先生は笑顔で「ぜひ続きはあなたが書いてください、楽しみですよ……思いついたことはどんどんメモしておくといいです」「良いものなのに売れないっていうことは今でもよくあることなんですよねー」と、答えられました。
当園では、岩崎先生の書かれた言葉を大切にしながら『かさこじぞう』を毎年、子ども会の劇で年長組が上演し、来年29年目を迎えます。
私が岩崎先生とどんなお話しができたか……それはまたの機会にいたしましょう。
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