井草幼稚園 ブログ*零れ話つづれ織り~ こぼればなし・つづれおり

(無題)

年長組では、1学期の葛飾北斎の富嶽三十六景の模写絵に続き、
今学期は東洲斎写楽の歌舞伎絵を描いています。
同じ浮世絵ではありますが、風景画と人物画では描きやすさが違うのか、
筆の運び具合はそれぞれですpencil。。
 「北斎のほうがいい!」
 「写楽、面白い!」

今日までにだいたいの子が下書きである鉛筆画を終えたのですが、
大方の子に見られる興味深い傾向がbye

歌舞伎絵は、きっと今みなさんが頭の中でも想像されたように、真正面を向いていないのです。
けれど、普段子どもたちの描く自由画の人物はほとんどが正面の顔。
そのためか、「鼻は顔の中央」という無意識の感覚があるのか、顔の形をそっくり真似られても、
鼻を中央に、目、を左右対称に、口も中央にといった下絵の子がほとんどでした。
着物の部分まで描いて、「目と鼻と口だけが孤立している!」と気付いたようですdog6

北斎のときは、普段は風景画。
今回の写楽では、普段描くこともある人物画だからこそ、
自分の中にある「顔の描き方」が無意識のうちに表れてしまい、
『模写』することに、集中しなければならなかったようです。

写楽の描いた歌舞伎役者の表情、顔のパーツとにらめっこしながら描いた模写絵。
明日から絵の具での色塗りに入ります。
どんな作品に仕上がるかは、作品展をお楽しみに…symbol2

コメント一覧

しゃらんくー
「北斎のほうがいい!」
「写楽、面白い!」

これが幼稚園児のセリフなのですから驚きです。魂のこもった作品というのは年齢や時代を問わず人の心を打つものですね。
完成を期待しましょう!!
ぼぐ
出来上がりが楽しみ

この前、白い絵の具を塗ったところを見ただけでも、とても貫禄を感じる表情達でした

大人でも難しいと思う写楽…
こどもたちにはどのように見えて、どのように表現するか
作品展当日を楽しみにしていまーす
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