今学期は東洲斎写楽の歌舞伎絵を描いています。
同じ浮世絵ではありますが、風景画と人物画では描きやすさが違うのか、
筆の運び具合はそれぞれです。。
「北斎のほうがいい!」
「写楽、面白い!」
今日までにだいたいの子が下書きである鉛筆画を終えたのですが、
大方の子に見られる興味深い傾向が
歌舞伎絵は、きっと今みなさんが頭の中でも想像されたように、真正面を向いていないのです。
けれど、普段子どもたちの描く自由画の人物はほとんどが正面の顔。
そのためか、「鼻は顔の中央」という無意識の感覚があるのか、顔の形をそっくり真似られても、
鼻を中央に、目、を左右対称に、口も中央にといった下絵の子がほとんどでした。
着物の部分まで描いて、「目と鼻と口だけが孤立している!」と気付いたようです
北斎のときは、普段は風景画。
今回の写楽では、普段描くこともある人物画だからこそ、
自分の中にある「顔の描き方」が無意識のうちに表れてしまい、
『模写』することに、集中しなければならなかったようです。
写楽の描いた歌舞伎役者の表情、顔のパーツとにらめっこしながら描いた模写絵。
明日から絵の具での色塗りに入ります。
どんな作品に仕上がるかは、作品展をお楽しみに…
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