伸びたよ、伸びたよ。

『あけましておめでとうございます。
　　　　今年もよろしくお願いします。』
慣れない挨拶でも、一生懸命伝えようと一言一言思い出しながら伝えてくれる子どもたち。その何とも微笑ましい光景から3学期が始まりました。

始業式、在園児写真の撮影を終え、3学期に入りはじめて自分のお部屋に入ったときのことです。お弁当の席決めをする為、並んで待っていると思ったら…
『先生！伸びたよ、伸びたよ！！』
『ヒヤシンスちゃんの足、ほら！こんなに！！』
昨年の12月から育て始めた水栽培のヒヤシンス。
2学期中は、なかなか変化が見られませんでしたが、3週間の冬休みの間に子どもたちに負けまいと、根っこを伸ばし、芽を大きくさせていたのです。
その成長した姿を見ようと、お部屋の片隅にみんなで集まり歓声をあげている姿は、とても可愛らしく、忘れずに関心を持っていてくれたことを嬉しく思いました。
中には、思わず大きくなった緑色の芽の部分を撫でてあげる子も…◎

『冬休みはね、○○に行ったんだよ。』
『サンタさんからね…』
『ぽっぽさんは、お引越ししちゃったね。』
2学期の始まりは、お母さんと離れるのを嫌がったり、久しぶりの登園に緊張していた子どもたちも、この3学期のスタートは、3週間の休みを感じさせないほど、とても自然で、お弁当中は話が尽きませんでした。
1学期は、私が質問しては一言返ってくる…という取調べのようだったのに。

3学期のビックイベント、子ども会。
この劇や合奏、歌の練習を通して、また一回りも二回りも成長してくれるのでしょう。
私も、子どもたちやヒヤシンスに負けないよう、日々精進していきたいと思います。