小説を検索しやすくするためインデックスを作りました
インデックス 茶倉譲二ルート…茶倉譲二の小説の検索用インデックス。
インデックス ハルルートの譲二…ハルくんルートの茶倉譲二の小説の検索のためのインデックス。
手書きイラスト インデックス…自分で描いた乙女ゲームキャラのイラスト記事
他にも順次インデックスを作ってます。インデックスで探してみてね。
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この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。
二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。
でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。
上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。
☆☆☆☆☆
大切なひと~その1
〈譲二〉
目が覚めて無意識に隣を探る。
……誰もいない。
起き上がってベッドの上を確認する。
俺一人しかいない…。
美緒の名前を呼びながら部屋を出る。
そこはいつの間にかクロフネの二階だった。
ドアを開けて美緒の部屋に入る。
奇麗に整った部屋には誰もいない。
俺は美緒の名前を呼びながら階段を下り一階に行く。
店にも、厨房にも美緒はいない。
風呂場やトイレも覗くが誰もいない…。
俺一人だ…。
美緒…行ってしまったのか…。
☆☆☆☆☆
「ジョージ、大丈夫?」
俺を呼ぶ声と腕を揺する優しい手で目を覚ました。
アリサ「ジョージ、大丈夫?」
譲二「ああ…」
アリサ「なんだかうなされてたよ…。すごい寝汗」
アリサはすぐにタオルを取って来て俺の首筋や背中を拭いてくれる。
譲二「ありがとう…」
女と一緒に寝ながら、自分一人残される夢を見るなんて…ざまあないな…。
タオルで俺の身体を一生懸命拭いているアリサを抱きしめた。
アリサ「どうしたの?」
譲二「ごめん…」
アリサ「あやまらなくてもいいんだよ…」
アリサは優しく抱きしめてくれた。
この頃独り寝が怖くて、セックスしない夜もアリサに一緒に寝てもらっている。
美緒が出て行った夜のことが思い出されて、眠りにつくのが恐ろしいのだ。
それでもアリサと一緒なのにさっきのような夢を見てはうなされる。
譲二「ごめん…」
アリサには…なぜ俺が謝るのか、きっとバレているのだろう。
こんなにアリサに頼っているのに……、未だに美緒のことが忘れられない…。
その2へつづく
この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。
二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。
でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。
上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。
☆☆☆☆☆
鈴音~その8
〈アリサ〉
仕事から帰って来たジョージはあたしを真剣な顔で見つめた。
譲二「アリサ…話がある」
いつもとは違う様子に胸騒ぎがした。
アリサ「ジョージ……どうしたの?」
ジョージは少し言い淀んだが、思い切ったように口を開いた。
譲二「アリサ…。君との契約を解除しないといけないかもしれない…」
ジョージの瞳は悲しそうに揺れていた。
アリサ「それって…、好きなひとができたってこと?」
あの…携帯に浮かんだ女の人の名前……。
譲二「いや…そういうわけじゃない…」
アリサ「じゃあ、前みたいにお見合いをすることになったとか…」
譲二「ああ。だけど、お見合いをすることになったんじゃなく、以前見合いした相手と付き合う羽目になりそうなんだ」
あたしは涙が込み上げてきそうなのを必死でこらえると微笑んだ。
アリサ「そっか…。元々、あたしとジョージじゃ生まれも育ちも全然違うもんね…。今までとっても楽しかったよ…。お幸せにね…」
ジョージは驚いたように目を見開いた。
譲二「アリサ…。君って女の子は…」
そして、あたしをきつく抱きしめた。
譲二「ごめん…。本当にごめん…。俺が不甲斐ないばっかりに…」
アリサ「ジョージ。あたしたちは単にお金で契約しただけの関係なんだから…。ジョージがあたしとはいられなくなったらいつでも契約解除していいんだよ…」
ジョージはそっと腕を離すとあたしを見つめた。
譲二「俺との契約を解除したら、また以前の仕事に戻るのか?」
アリサ「…そうだね。ジョージからのお手当で蓄えは出来たから、しばらくは大丈夫だけど、いずれは客を取らないといけないだろうね…」
あたしはにっこり笑ってみせた。
ジョージは…ジョージは悲しそうにあたしをみつめた。
どうしてそんな目で見るの? 決心が鈍るじゃない…。
譲二「いや…。俺が馬鹿だった…アリサ、ずっと俺のそばにいてくれ…」
アリサ「え? 」
譲二「俺はとんだ考え違いをしてた…。俺の心は壊れてて、もう誰も愛せないし好きにはなれないって思ってた…。
今も普通の男のようにはとても女性を愛せない…。だけど…俺にはアリサが必要なんだ…。
アリサがいてくれないと…俺の心は今度こそバラバラに空中分解してしまう」
ジョージはそういうともう一度きつく抱きしめた。
譲二「お願いだ…。俺のそばにいて…。俺を捨てないで…」
アリサ「だって…」
あたしの声は震えた。
アリサ「ジョージはその人と付き合わないといけないんでしょう?」
譲二「外堀は埋められて…回りからそうするようにしむけられてる…」
アリサ「だったら…」
譲二「アリサが俺の前からいなくなったら…、今度こそ俺の心は完全に壊れてしまう…」
アリサ「でも…」
譲二「お願いだ…。俺を捨てないで…」
あたしがジョージを捨てるわけないじゃない…。
こんなに大好きなんだもん…。
そう言いたいのに言葉はでない…。
代わりにジョージをきつく抱きしめ返す。
それに…いつか…。
きっと、あたしじゃなく、ジョージがあたしを捨てるんだよ…。
ジョージが元気になって……あたしを必要としなくなった時に。
『鈴音』おわり
この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。
二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。
でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。
上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。
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鈴音~その7
〈鈴音〉
うれしい。
仕事上のこととはいえ、譲二さんと数日に一度くらい会えるようになった。
会えば仕事以外の話も自然とするし、楽しく過ごせる。
譲二さんも私といる時は楽しそうにしている。
私たちって本当に気が合うんだ。
一緒に過ごすようになって、ちょっとした好みや趣味も私たちは同じなことに気がついた。
メールは気をつけて仕事のこと以外は書き込まないようにしているけど…。
ちゃんと返信をしてくれるのがうれしい。
☆☆☆☆☆
今日は譲二さんと打ち合わせをしていて、お昼に差し掛かってしまった。
譲二さんは時計をみて、社内食堂に誘ってくれた。
一緒に食事をするのは、あのパーティーのとき以来だ。
譲二さんのおすすめのメニューを一緒に食べる。
私たちは話が弾んで食後のコーヒーを飲み、昼休みいっぱい一緒に過ごした。
食堂には社員の人たちもいたけど、みんなニコニコして私たちを見てくれた。
私たちってきっと恋人同士に見えるよね?
〈アリサ〉
珍しくジョージが早く帰って来たので、2人で夕食をとった。
ジョージが食後のコーヒーを淹れてくれるというので、あたしはカップとソーサーをセッティングしていた。
その時、テーブルの上に置いてあったジョージの携帯がブルブルと震えた。
アリサ「ジョージ、メールの着信があるみたいよ」
何気なく言ったあたしの言葉に、ジョージは慌てたように携帯を取りに来た。
ジョージは誰からかを確認すると「急ぎじゃなかった」と言ってコーヒーを淹れる作業に戻った。
でも……。
一瞬だったけど、あれは確かに女の人の名前だった…。
その8へつづく
この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。
二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。
でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。
上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。
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鈴音~その6
〈譲二〉
鈴音さんとパーティで一緒に行動して…、それはそれでとても楽しかった。
最初は気乗りがしなかったのに…、彼女とはどうも馬が合うようだ。
得意先の大切な人というだけでなく、色々と話しているととても楽しい。
アリサには話せないような歴史の話も普通に聞いてもらえる。
彼女といるのがこんなに楽しいとは…。
アリサのことを思うと後ろめたい。
☆☆☆☆☆
パーティから数日後、仕事の打ち合わせに鈴音さんが現れた。
向こうの企業の責任者は別だが、うちとの直接の交渉の担当者になったのだという。
そして、自然な成り行きでメアドと携帯の番号も交換することになった。
彼女に変な期待を持たせてはいけない。
…そう思うのだが、雑談になると何かと話が弾んでしまう。
そんな俺達を兄貴は面白そうに眺めていた。
☆☆☆☆☆
この頃アリサの顔をまともに見ることが出来ない…。
マンションに帰っても、仕事をするふりをして直ぐに自分の部屋に閉じこもるようになった。
あれから兄貴に、鈴音さんと交際するように迫られている。
パーティに鈴音さんと出席し、その後も仕事でよく顔を合わせているので、取引先の人間や社員たちからもからかわれるようになった。
ヤバい…。
このままでは既成事実になってしまう。
気持ちは焦るが状況は全て俺に不利に動いていた。
その7へつづく
この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。
二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。
でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。
上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。
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鈴音~その5
〈鈴音〉
今度のパーティの話が来た時、茶倉さんも出席すると聞いて胸がドキンとした。
遠くからでもいい…。茶倉さんの顔を見れたら…。
パーティの数日前に父から話があった。
茶倉さんにはパートナーの当てが無く、できれば私になってもらえないかという話が茶倉さんのお兄さんからあったのだという。
私は有頂天になった。
☆☆☆☆☆
パーティ当日。
久しぶりの茶倉さんに会った。
やっぱりとても素敵な人だと思った。
そして、茶倉さんは相変わらず優しくて、話も面白い。
会食では隣の席に座った…。
少し離れた席の女性が『茶倉さんのお隣の女性は婚約者なの?』と隣の人に尋ねている声が聞こえ、少し赤くなった。
茶倉さんをそっと盗み見ると、隣の人と話していて今の言葉は聞こえてなかったようだ。
以前会った時と変わらず会話が弾み、私は思い切って言ってみた。
鈴音「お名前で呼んでもいいですか?」
譲二「え? ああ。どうぞ、いいですよ」
その微笑みを見てるとまた胸がぎゅっと締め付けられた。
私は茶倉さん…いえ譲二さんのことが好きなんだ。
そして、驚いたことに譲二さんはダンスもとても上手で上手くリードしてくれた。
私が誉めると、
「ダンスの先生には厳しくしこまれましたからね」と照れくさそうに答えた。
譲二さんと過ごせて、パーティは夢心地の気分で終わった。
彼は私を車までエスコートしてくれた。
帰りの車の中で、自分の手を眺めた。
ほんのついさっきまで…譲二さんの手に触れていたんだ…。
パーティが終わってすぐ、父に茶堂院グループとの交渉担当に私も入れてもらうように頼んだ。
今まで恋愛には受け身できたけれど、譲二さんのことでは自分からなんでもしないと…そう決心した。
その6へつづく