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吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二の妄想小説。譲二ルート続編のお話を彼氏目線で眺めてみました。
ネタバレありです。
☆☆☆☆☆
茶倉譲二 続編第三話~その2
〈譲二〉
百花ちゃんと言い合いになってしまった。
一人残されて、さっきの百花ちゃんの言葉を思い返した。
『そばにいたいのに、そばにいる理由が…私を必要としてくれる理由がわからないから…』
俺にとって百花ちゃんが必要な理由…。
百花ちゃんのことが大好きだから…。
そばにいてくれたら安心できる。
なぜなら、俺は大好きな人を守りたいから。
大好きな人にいつも笑っていて欲しい。
これでは理由にはならないのか?
分からない…。
どうしたらいいのか分からなくて途方に暮れた…。
今までこんな時に相談してきたのは…良子さんだけど…。
まさか「娘さんと喧嘩したので」なんて相談できないしな。
俺は頭を抱えた。
他に百花ちゃんのことを相談できそうなのは…。
やっぱり、アイツしかいないか…。
☆☆☆☆☆
悩んだ末、明里にメールを送った。
『久しぶり
貴志とは仲良くやってるか?
百花ちゃんのことで、ちょっと相談に乗って欲しいんだけど。
譲二』
すぐに返信が来た。
『どうしたの?
まさか、百花さんと喧嘩でもしたの?
明里』
堰を切ったようにメールを打ち込む。
『彼女に「そばにいたいのに、そばにいる理由が分からない。
私を必要としてくれる理由がわからない」って言われた。
「大好きだからそばでいて欲しい。笑顔でそばにいてくれるだけでいい」というのは理由にはならないのかな?
俺はもうどうしていいか分からない。
譲二』
その3へつづく
吉祥寺恋色デイズ関連のレポや感想、他のカテゴリーに入れてない妄想話。
譲二さん関連のレポもカテゴリーは違うけど、このインデックスに入れてみたよ。
★吉恋ストーリー、レポ
世界で一1番アツい夏~夜のビーチ~レポ
世界で一1番アツい夏~昼のビーチ~レポ
いっちゃんのオレベスト
『福引温泉旅行』
『ひとつ屋根の下ストーリー』 ~アブナイ兄弟編・理人~
『ひとつ屋根の下ストーリー』 ~アブナイ兄弟編・春樹~
ムフフ(^ω^)
『ひとつ屋根の下ストーリー』 ~眠れないシェアハウス編・譲二~
『ひとつ屋根の下ストーリー』 ~危険な男子寮編
『ウエディング編・種村春樹』やってきたよ
いっちゃんのウエディング編読み終わったよ
イケメン総選挙~吉恋からも参加できるかも⁈
吉恋の総選挙特典待受の感想
あのね、恋カフェでね(((o(*゜▽゜*)o)))
……吉恋の更新が止まってはや数ヶ月(総選挙ストーリーはのぞく)、恋カフェで吉恋の新しいミニストーリーが…おまけ
★譲二さんと吉恋メンバーでワイワイ
譲二の歴史散歩
プチ妄想 …『ウエディング編・種村春樹』のレポで二人の子供をあやす譲二さんを妄想した続きの話
★蒸し暑い夏の夜、吉恋のみんなと一緒に怪談話を…。
怪談in吉祥寺恋色デイズ:プロローグ
怪談in吉祥寺恋色デイズ:1人目
怪談in吉祥寺恋色デイズ:2人目
怪談in吉祥寺恋色デイズ:3人目
怪談in吉祥寺恋色デイズ:4人目
怪談in吉祥寺恋色デイズ:5人目
怪談in吉祥寺恋色デイズ:6人目
怪談in吉祥寺恋色デイズ:7人目
怪談in吉祥寺恋色デイズ:エピローグ
★吉恋のみんなを竹取物語のキャラにコスプレさせてみた。
そのお話を竹取物語のあらすじと共に。
竹取物語in吉祥寺恋色デイズ~その1
竹取物語in吉祥寺恋色デイズ~その2
竹取物語in吉祥寺恋色デイズ~その3
竹取物語in吉祥寺恋色デイズ~その4
竹取物語in吉祥寺恋色デイズ~その5
竹取物語in吉祥寺恋色デイズ~その6
竹取物語in吉祥寺恋色デイズ~その7
☆ここからは譲二さんストーリーのレポ♥
カレ1グランプリ、2次審査始まったねd(^_^o)
『じょーじ先生と内緒のレッスン』禁断ストーリー?(^▽^;)
譲二ウェディング編~配信開始!
譲二ウエディング編レポしてみよう~その1
譲二ウエディング編レポしてみよう~その2
譲二ウエディング編レポしてみよう~その3
譲二ウエディング編レポしてみよう~その4
譲二ウエディング編レポしてみよう~その5
吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二の妄想小説。譲二ルート続編のお話を彼氏目線で眺めてみました。
ネタバレありです。
☆☆☆☆☆
茶倉譲二 続編第三話~その1
〈譲二〉
下校時、兄の紅一に実家に連れて行かれた百花ちゃん。
彼女を実家で見つけ、無事だったことへの安堵を感じてから、俺の中では沸々とした怒りが湧き上がっていた。
百花ちゃんを実家から連れだして、やっとクロフネに帰り着いた。
だけど、怒りはまだ収まらない。
口を開いたら、百花ちゃんを罵ってしまいそうでなかなか言葉を発することが出来なかった。
ずっと黙ったままの俺に百花ちゃんがおずおずと話しかける。
百花「あの…譲二さん…」
譲二「どうしてついて行ったりしたんだ」
百花「え…」
譲二「ハルたちから、前に店に来てた男が百花ちゃんを連れて行ったって聞かされた俺の気持ちがわかるか?」
譲二「紅一だってわかったからいいものの…」
譲二「そうじゃなかったら、どうするつもりだったんだ!」
思わず大声を出してしまう。
百花ちゃんがぴくりと身体を震わせた。
何をしてんだ…俺。
彼女をこんなに怯えさせて…。
百花「ごめんなさい…譲二さんのお兄さんだったし…」
百花「譲二さんのことを話してくれるって言われて…」
譲二「俺のこと?」
意外な理由に、一瞬怯んだ……だけど。
譲二「なら、俺に聞けばいいじゃないか」
譲二「俺の話をするからって、よく知りもしない男についていくなんて…」
百花ちゃんが、俺のことを知りたいのに俺じゃなく兄貴に聞こうとしたというのが気に食わない。
今は俺と兄貴がうまくいってないって分かりそうなもんだろ?
そんな相手に聞かなくったっていいじゃないか。
分かってくれよ!
俺たちが不仲だって、いくら口では説明してないからと言って…。
譲二「子供じゃないんだから…」
その俺の言葉は百花ちゃんを憤慨させたようだ。
百花「子供…扱いしてるのは、譲二さんじゃないですか!」
譲二「え…」
百花「譲二さんは、私が聞いても何も話してくれないのに…! 私を頼ってくれないのに…」
百花「だから…お兄さんに聞いたら…譲二さんのことが少しでも分るんじゃないのかって思って」
いつもは優しい百花ちゃんの激しい言葉に俺の怒りは消し飛んだ。
譲二「…でも、俺は言っただろ。百花ちゃんは、ただそばにいてくれるだけで…」
百花「それじゃ、ダメなんです!」
俺はただ百花ちゃんがにっこり笑ってそばにいてくれるだけでいいんだよ。
百花「そばにいたいのに、そばにいる理由が…私を必要としてくれる理由がわからないから…」
(だから…それは…。)
(俺が安心できるから…百花ちゃんがそばにいるだけで…。)
色々と言いたいことがあるのに、言葉が出てこない。
百花「不安…なんです…っ」
百花ちゃんはそう言いながら涙ぐんだ。
譲二「百花ちゃ…」
俺の言葉を遮って、百花ちゃんは拒絶するように言った。
百花「今、日は…もう、寝ます…っ、おやすみなさい…っ!」
百花ちゃんは俺を振り切ると、顔を背けたまま階段を登った。
(百花ちゃん……)
俺は……。
俺にとっての百花ちゃんは風雨から守らなければならない大切な大切な小さな花のようなもの。
そばでそっと咲いてくれるだけで、俺は頑張れる…。
百花ちゃんがそばでにっこり微笑んでくれること…それだけを望んできた。
だけど…それじゃ、ダメなのか?
その2へつづく