当時は確か追っかけをこう呼んでいたような気がする。
親衛隊は人数が多いほうが目立つ。当たり前だけど。
広いコンサート会場やテレビの収録のホールで舞台の上のメンバーから見つけてもらうのには派手な衣裳やたれまくが必要だ。派手な衣裳が数多く並んでいればなおさら目立つ。『見に行く』というよりは『見られに行く』感覚だったと思う。
舞台の上のメンバーと目が合えば「おいしい」と表現する。
「今日アーちゃんおいしかったのぉぉぉ!」「あたしミッチーがおいしかった~」
追っかけといえば「たれまく」に「法被」(ハッピと読む。私は『ほっかむり』と読んで爆笑したけど)が多い。当然「フィンガー5」または「FINGER5」と書いた色とりどりのたれまくや法被も多数存在した。その中で目立つために奇抜なコスチュームのグループも数多く存在した。私はたれまくは作らず、上のようなセーラーの衣裳をデザインしてバイト代をためて作った。セーラーにいきつくまでに二度コスチュームを変えた。
最初は赤いベレーに黒いボンボンのついたものを数人でかぶった。かぶりものが似合わないけど、サンバイザーやはちまきの親衛隊の中で、赤いベレーは好評だった。実は母親が考えてくれた。早速、デパートの屋上での新曲発表会で別の親衛隊グループのリーダーが声をかけてくれて、一緒に応援したいと言ってくれた。そのグループはサテン地のケープをつけていた。ベレー帽とケープを組み合わせることにした。そして全員のケープにメンバー全員の直筆サインももらった。
次には当時流行っていたボーリングシャツを作った。私が太っているのと、脱ぎ着しやすいように前をファスナーにするため、全員分特注で作成した。背中にショッキングピンクのスパンコールでFINGER5と刺繍した。ベレー帽をやめて、ピンクのはちまきを頭にまいて、斜め前でリボン結びにした。グループの名前がなかったんだけど、皆に訊かれるから、フィンガー5のFをとって「FIRE」とつけたのもこの頃だった。
そしてボトムスも揃えたくなり、テレビでたまたま見たチアガールがはいていた紺色のスカートのひだからショッキングイエローがチラチラ覗いているデザインにほれて、これも特注した。そしてそのスカートに合わせるために赤い襟のセーラー服をデザインして、また作らせ、ベレー帽も復活させた。襟のうしろには当然「FINGER5」の文字を紺のフェルトでアップリケした(懐かしい単語だ。アップリケ)
基本的にはグループで移動するが、テレビ局のはしごをするときなどは、次の会場でもいい席をとるためにいち早くタクシーに乗って移動する。走る速さもバラバラだから、タクシーを拾った時点で別のグループの人と乗り合わせることもある。タクシーが到着して割り勘の計算してる暇もない。今みたいに小さな電卓があったのかどうだか覚えてないけど自作の割り勘表を持ち歩いていた。合計いくらで何人だとひとりいくらと書いた表だ。
テレビ局やラジオ局の移動の道はタクシーの運ちゃんより詳しかった。「あ!そこ右に曲がってください」「12chの芝公園スタジオの方です!東京タワーの裏です。東プリの方からじゃなくて赤羽橋の方から行ってください」なんとなまいきな子供たちだ(笑)。
番組によってはほぼ1日拘束されるようなのもあった。待ち時間にメンバーと喋ることが出来る場合もある。興奮した。嬉しかった。でもそんなときは、「サインしてください」なんて言うのは『ダサい』ことなんだ。家の前では毎日もらってるくせに、こういうところでそういうことをするのは何故だかダサいことだった。
他の出演者とも話ができる。当時はデビュー間もないサザンオールスターズの観客がいないからとフィンガー5のファンが借り出された。何を歌っているのかさっぱりわからない『勝手にシンドバッド』をノリノリで盛り上げてあげた(笑)こともあった。
ピンクレディーの二人とも話をした。ケイちゃんがとっても腰が低くていい人だった。私が大好きになったのは風吹ジュンさんだ。気さくで高校生の私たちに普通に話してくれた。
収録が終わって家に着いてもフィンガー5は終わらない。ファンが家の前にたまってしまって近所迷惑になるからと、お父さんがメンバーを外に出す。時間が早ければ車で10分ほど移動したところにある大きな公園で野球やバレーボールをメンバーと一緒にする。
これ、すごくない?
『だるまさんがころんだ』とか『ハンカチ落とし』なんてのもやった。
これは休みの日の度にも行われた。朝から日没まで公園で大勢で遊んだ。
楽しかった。本当に嬉しくて楽しかった。
夕暮れのその公園で、UFOを皆で見たこともあった。
夜、電車がなくなるまで歌ったこともあった。
まさに青春をフィンガー5とともに過ごした私は、当然学校での記憶よりこっちの方が鮮明に蘇る。
高校の時いたんだ。
フィンガーといっしょにバーベキューしてる写真を見せてくれたクラスメイト。
へ~~~、そんなアイドル(その頃は結構下火?)と遊べちゃうんだ~って思った。
香取は、小学校時代がフィンガー全盛期だったんで、あまり興味が無かったけれど、きっとがんばってた大阪組だったんだね。その子。
ひろみお姉ちゃん。かっこいい~~。
人生の中でそれだけ気持ちを注げる時間があるって、すごいよね。
人生や命を懸けるって、感じだもの。
そして5人は、支えてもらってたんだね。
ひろみお姉ちゃんたちに。
あ~~かっこいい。
香取のジャ○のことなんて赤ちゃんだわ=。
思い出した!高校生のとき、学年で一番の不良の女の子が先輩をしたがえて私のところに「話がある」と来た。「あんたさ、六本木でよく遊んでるんだって?」「遊んでるっていうか…まぁ遊んでるのかな」「今度さ、いいディスコ教えてよ」。。。(゜д゜il|)ちょっと違~う。
全国に親衛隊がいたからね。それぞれみんな頑張っていたんだよね。メンバーには、やっぱり大阪のファンのインパクトが強かったみたいよ。
ここには書けないようなすごい話も聞いた。
私たちがメンバーに支えてもらってたような気がするよ。疲れて帰ってきても私たちのために外に出てくれるなんて、今思うとホントにありがたい。
香取ーぬも現役のジャ○追っかけ、ちばりよ~。
あぁ、久々にあの頃の興奮が蘇ってきちゃったよ。玄関のドアノブが回るとみんなで一斉にドアを見つめる。メンバーが出てくるときって、すごいオーラが出てるんだよ。
ヒッシに追っかけてたからね…。ほんと、ヒッシに。
うらやましかった。そして憧れていました。
だって。。いっつもみんなで同じ衣装を着て
「きゃ~きゃ~」やっていて
メンバーと仲良くて。。。
公園でも自宅前でもやっぱり他の人より
メンバーの近くにいるし。。。
あの頃は私も若かったんだなぁ。
みんなの後ろからそ~っと見てただけだもの。
今はずーずーしく前に行くけど(笑)
メンバーだって親衛隊の存在がうれしかっただろうし
楽しかっただろうし♪
いーですよね!
青春そのものって感じだもの。
「学生時代どんな事をやっていたの?」
「はい。親衛隊を少々」
なんて、かっこ~!
親衛隊ルックの写真をみたいにゃ~。
「メンバー」って言葉がなんだか懐かしい
あこがれられてたのか~アタシたち。
あんなに髪振り乱してキャーキャー言ってたのに(笑)。
でもすごいストレス発散になるのよね。
「親衛隊を少々」←かっこいいのかなぁ~(汗)
照れるなぁ~
本当に羨ましいです
今はそんなふうにしてくれる芸能人って絶対いないですよね
迷惑だからやめてほしいってハッキリ言う人たちもいるし。。
フィンガー5って本当に素晴らしいですね
私はメンバーのお母さまの話を聞いて、人に対する考え方がガラリとかわりました。
私たちを幸せにしてくださった恩返しをしたいと今思っているほどです。
いや、ほんと当時の私はお子ちゃますぎて、コンサートって単語も知らなかったと思う。(爆)
テレビや雑誌でしか見れないと思ってたと思う。(爆)
よいお話を読ませて頂きましたわ~
そんなにステキな青春の思い出がたくさんあるなんてとても羨ましいですよぅ!
こうして何十年経っても、当時お子ちゃまだった方々からも今なお応援してもらえるフィンガー5の大きさに、改めて私もファンのひとりとしてとっても嬉しく思います。
音楽を超えて、彼らの人となりをひっくるめてすごい存在だな、と。
今もまだ青春真っ盛りの中年です(^-^*)ゞ
でも、あの頃周りにフィンガーファンって、いなかったよぉ~~~(∋_∈)
みんな、どこに隠れてたのぉ?
つゆくさ姉さんのチームのコスチューム、かわいいよね!
今、うちの近くに住んでる、
東京育ちの友達も、フィンガーファンで、
当時は、やっぱりメンバーのお家の前で、
たむろして、テレビ局まで追っかけて、
休みの日には、野球やバレーボールしてたらしい。
つゆくさ姉さんのことも、顔見たら知ってるかもね。
彼女らのチームは、黄色いワンピースだったそうな。
彼女も、言ってた。
変な不良になるよりは、マシって、親がフィンガー5の事で、遅くまで遊ぶのは許してくれたって、、(爆)
いいなぁ~~。私も東京で育ちたかったな。
でもさ~~、
こんなに時が経って、私も三重県なんぞに
嫁に来て、
そしたら、東京育ちのフィンガー5の元親衛隊の友達が、近所に住んでた!なんて、すごくね~~?(爆)
それって、やっぱりフィンガー5の赤い糸で、結ばれてるんだよね?
こうして、ネットで知り合って、
東京行ったら、朝まで遊んでくれる、大切なお友達が、いっぱいできたのも・・・・・・
あっ!!!
ひろみお姉ちゃん、朝まで遊べないって、どーゆーことさ~~~~(──┬──__──┬──)
麻布のメンバー邸は、玄関の前が結構広かったんだけど一時期は道路にまではみ出て、異様な光景だったよ。私も当時は下っ端(笑)だったから玄関の近くにも行けない。
コスチュームは今思い出しても派手やったわ。
私以外の子たちは、かわいかったよ。
朝まで遊べないと決まったわけじゃないよん。
何とか合流できるようにガンバル。翌日の予定によっては、ちと厳しいかもって幹事。ちゃう、感じ。
レイちんにも会いたいしさぁ~。
顔、はみ出てますぜ、お嬢さん(爆)。