あれから10年
10年前の明日
未曾有のできごと
たくさんの家屋が失われ
たくさんの命が奪われ
多くの人々の心が折れた
ときの政権は
今の野党
訳もわからず
怒鳴り散らす
国のリーダーを見た
故郷が壊れていく
地響きが
波が
放射能が
人の身体と心を
破壊していく
深い傷を抉るように
盗難がおき
心無い言葉が発せられ
人は
ただ、ただ、項垂れていく
国がひとつになるとき
傷ついた人々に
寄り添ったのは
政権ではなく
何とかしなきゃ、という
小さな点の集まりだった
10年前の悲劇
そして、寄り添う心
決して忘れない
コロナに戸惑う今
小さな点の集まりこそが
希望の光となる