向かった先は木曽駒ヶ岳。そこには癒しの大展望が待っていた。
次に向かった宝剣岳。そこで待っていたものは…
前回までの日記→千畳敷から宝剣山荘まではこちらから
雪崩れの巣、千畳敷カールを無事に通過し、乗越まで急な斜面を登り終えたこまち
11:50 今日から小屋開けという宝剣山荘に入ってみると…
イスや荷物が散乱…
GW前に荷揚げをしたかったけど、天候不良のためヘリが飛ばなかったのだとか。
とりあえずチェックインをして、隅の方で軽く昼食
今日の宿泊者は多いのかな~?少ないのかな~?
涸沢や奥穂北穂ほどではないだろうね。だってここは日帰りで帰ってしまう人が多いから。
12:55 木曽駒ヶ岳(2,956m)へ向けて出発~♪
まずは手前の中岳(2,925m)を登るよ~
赤い屋根は天狗荘ね ※7月上旬から営業開始
宝剣岳をバックにゆるやかな雪面を登る
風も穏やかで あ~ 気持ちいいな~~
三ノ沢岳(2,846m) カッコイイ~
行ったことないから、雪のない時もある時も行ってみたい。
スコーンと抜ける青空
サングラスしてても眩しいくらい
13:15 中岳からの眺めは最高なり
乗越浄土と伊那前岳(2,883m) その手前は、濃ヶ池カールだ。
一番奥には南アルプスがズラ~リ
中岳から山頂までは一度下りますよ~
青い屋根の頂上山荘、その上には主峰木曽駒ヶ岳、
左肩には木曽前岳(2,826m)、奥にうっすらと御嶽山(3,067m)
木曽駒ヶ岳への登りも、今の私にはぴったりな ゆるい斜度
背景は、中岳
その奥に宝剣岳(2,931m)、さらにその奥に続く中央アルプスの山々
宝剣岳のあたりだけ黒々しているのは、急峻な岩稜帯だと一目瞭然
景色を楽しみながら ゆったり登ろう
さぁ、山頂はすぐそこだよ~
13:55 無事に山頂に着きました。 木曽駒ヶ岳(2,956m) 快晴微風
全部見渡せるよ~。風も穏やかだし、のんびりできる。 癒されるな~
宝剣岳、三ノ沢岳、檜尾岳~空木岳~南駒ヶ岳
この時期に縦走する人はいるのかなぁ
眼下には、赤い屋根の頂上木曽小屋 小屋明けの準備中でした。
木曽前岳と麦草岳、その奥に名峰御嶽山
午後にもなると霞みがかってしまい、ちと残念
乗鞍岳、笠ヶ岳、奥穂連峰
14:30 名残惜しいけど下山するよ
尻セードするのに最適な斜面だけど、
右手のことを考えると、ピッケル使ってブレーキかけるのが怖かったので、てくてく歩く
ね、尻セード向きの斜面でしょ(笑)
中岳へ登り返すよ~
15:10 中岳の下り。もう少しで今宵の宿に着く。
今日はたいして登ってないけど、これでいいのだ。 久々の雪山で幸せ
ここからの眺めは素晴らしいの一言に尽きる!
それと…さっきから気になってるけど
宝剣の山頂直下は本当に雪壁だ… 垂直ですやん
宝剣山荘のすぐ横に見える宝剣岳は、雪壁を登る、まさに登攀の世界!
すごい!山頂に人が立ってるよ! ※写真は12:50に撮影したものです。15時には誰もいませんでした
もちろん登らないけどさ、赤○のところまで行けそうだから間近で見てみよっかな~
動物の足跡みたいに点…点…点…と見えるルート、あんなトラバースを歩いた人がいるなんて
Kさんは先に小屋に戻ったので、私一人で宝剣に迫る
もちろん、登りませんよ!絶対に!
赤○まで行けたらいいな~。
緑○はトラバースルートの到達点
こまち : 「 天狗さん、こんにちは~。イイお天気ですね~」
天 狗 : 「 よぉ来たな~。」
こまち : 「 私、今まで天狗さんに気が付かなかった。ごめんなさい。」
天 狗 : 「 わしはずっと昔からここにおるんじゃ。御嶽山が見える良い場所じゃよ。」
宝剣の肩から千畳敷、駒ケ根市が見下ろせる。 南アルプスも朝よりくっきり見える。
ストンと崖っぷちなので、ギリギリまで近づかないように
和合山とその奥に伊那前岳
手前の雪斜面には亀裂が入ってるのが分かるね。
振り返ると、山小屋2つ 中岳ひとつ 奥のちょこんと白く見える頂が木曽駒ヶ岳
だんだん宝剣岳に近づいてきたけど、これが限界の1枚
うわ~~これ以上は無理っ!・゜゜・(≧д≦)・゜゜・!
実際は、赤○まであと5~6歩という地点まで行ったのだけど、
点点トレースがあったトラバース斜面が 上から見ると全く見えないほどの急傾斜で、
谷底に続く真っ逆さまの斜面をみたら急に怖くなり、しかも一人だし、もし滑落しても目撃者はいない。
小屋で待つKさんが「こまちちゃん、遅いな~」って思った頃には… ゾゾッ
それにたとえ赤○まで行けたとしても、その場所が立っているが精一杯の点のように狭い所だったら?
戻ろうと方向転換しようにも、怖くて動けなくなったら…?
一気に頭の中に恐怖が渦巻く もうこれ以上 足が先に進まない ・・・(゜_゜ i) タラー
まずい。怖いぞ。下りないと。
ゆっくりだ。ゆっくりと向きを変えよう。
もちろん、写真を撮る余裕もなく、赤○5~6歩手前で方向転換を試みる。
たった今登ってきたところなのに、180度クルリと向きを変えるその動作がビビる。
だって、一瞬でもバランスを崩したら…|/(≧□≦;)\|
む、無理だ。怖い。
バランス悪いからな~わたし
ここは無理に方向転換せず、2~3歩後ろ向きのまま降りよう。そうだ!その方が安全だ!
そして…
たった2歩降りただけで、向きを変えることができた。 ホッと安堵
ロープウエイの補導所に掲げてあった注意事項を思い出す。
『 宝剣岳の稜線の登攀は、確実に支点を設置しセルフビレイを行いスタカットクライムが必須となります。
セルフビレイをとらないボディビレイや、コンテニュアスでの登攀、単独での登攀は絶対に止めてください。 』
登攀するつもりなんて全くなかったけど、登攀以前に宝剣岳に近づくのも厳しい。厳しすぎる。
夕暮れ時、宝剣岳はピンク色に染まっていた。
赤○と青○
そのわずかな距離は、私にとってデッドラインだった。
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何処まで行けば気が住むのか?(;一_一)
軽率、鈍感、怖いもの知らず、どの言葉も当てはまらない。
本当に「幸せ者」かな (^.^)
一人でそんな所まで!
スタカットクライムやコンテニュアスの知識を持っているのに、何かあったら、、、
日本一滑落事故の多い所!!
落ちたら死ぬ、悪い子は何かお仕置きをしないと。 (-_-)/~~~ピシー!ピシー!
たとえ登れても、下山の方がずっと難易度が増すので危険極まりない。安易に近寄らないで~。という思いも込めて…思い切って書きました。
良い子は真似してはダメです(´_`。)ゴメンナサイ
でもこまちさんが慎重なのも臆病なのも分かっていますから、ムリはしないとは思ってました^^
でも時々うずいちゃったり、軽く無茶したりもするんだよな~(笑)
写真で見ると赤丸のところまで行けそうな気がするんですけど、遠目に見るのと間近に見るのとでは違うんでしょうね。
三ノ沢岳、ボクも行ってないんですよね~。
稜線から離れてて、しかも遠いから。
一昨年、中ア縦走した時に行こうとしたんですが、分岐から見たら随分遠くに感じてすぐに心が折れちゃいました(^^;
でも花で有名な山ですし、いずれ行かなくては!
そうそう、北穂から木曽駒は確認できませんでした~。
っていうか、目の前の山並みが凄すぎて遠望し忘れたっていうのが本音です(><)
さて、この続きは…
まさか翌日、宝剣に再アタックなんてしてないでしょうね(笑)
「恐怖の宝剣岳 少しだけアプローチ」ってタイトルに変えた方がいいかもしれませんね~
そうなんです。赤○までトレースがあったし、下から見ると行けそうだったんです。
赤○までならサクッと行けちゃう人もいると思います。
でも、私の場合、写真撮りながらゆっくり近付いたため、ふと足元に目をやったとき奈落の滑り台に気が付いてしまったんです。
そして赤○を見上げた時、予想より高い位置にあって、峠のようにその先が見えなかったので(赤○を越えると下りになると知っていた)、先が見えない恐怖が襲ってきたんです。
ザイルも技術も万全で登攀目的でアタックするなら話は別ですが、今回はあくまで散歩目的だったので慎重に引き返しました。
まさか!翌日再アタックなんてしてませんよ~(><)無理無理~
恐怖心はケガの元ですしね
三ノ沢岳
私も登ってみたい山です
縦走路から外れてて
人も少なそうだけど
すごく良い形の山ですね
興味半分で行く所では無い。 (;一_一)
間違ったトレースを歩かない、道を作ると他の人も間違える。
それにしても良く行きましたね!
思いっきり怒ってやりたいけれど、写真が良いから怒れない (-_-;)
続きを見てからかな。
怒るより次回が楽しみだから困る、、、
ゆっくりでいいから! 待っています。
気をつけます。
三ノ沢岳へは山頂ピストンのルートのみなので、なかなか行く機会がないのです。
静かで花の多い山だそうです。
三ノ沢岳に寄るゆとりがほしいですね。
余裕で写真を撮ってるあたりは大丈夫でした。
それから数歩進んだら、一気に痩せて傾斜がキツクなったので、下から見ていたよりも実際は難しかったです。
無理はしないので引き返しました。
続きも現在作成中です。
間違っても宝剣には近寄りませんので安心してください。
でもとても歩こうとは思えませんでした。
見た目でも怖いトラバースでした。