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2012年3月
ハテブナノの58ある製作センターのひとつをハテブナノのスタッフと一緒に訪問しました。
場所は、ダッカから飛行機で40分、ジョソールという町にある
「パドマ・トレーニング&プロダクト・センター」です。
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「センター」といっても、ご覧のとおり小さな建物。
向かって右側の部屋で編み物の作業を、隣の部屋には編み物の材料の綿糸と出来上がった製品が保管されています。
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この日センターに集まった女性は30人ぐらい。
ふだんこの部屋でこんなにたくさんの女性が編み物をすることはなく、
自宅に糸を持ち帰って作ったりするようです。
今日は首都から外国人がやってくるというので、特別。
普段のセンターの様子をみる、というわけにはいかなかったけれど、
私も普段この地域でハテ・ブナノの商品を作る女性たち一人でも多くの人に
会いたかったので、それはそれで嬉しかったのですが。
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このセンターで作っている製品は、ユニコーン、くたくたクマ、
アイスラトル、ドーナツラトル、ハンプティ・ダンプティ。
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ハテ・ブナノの作業風景でよくみるのがこれ。
子どもを膝の上にのせたまま、編み物(しごと)をするお母さん。
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この子は、お母さんの膝の上で、いつの間にか寝てしまいました。
公私混同、と思われるでしょうか?
小さな自分の子どもとずっと一緒にいながら、仕事ができるなんて
私には「理想の姿」にも思えます。
(ひざの上で子どもがじっとしていれば、ですが・・・)
ダッカの作業所では、託児部屋が同じ場所にあるので、
お母さんたちは目の届く範囲で安心して子どもを任せられ、
自分は作業に集中することができます。これこそ理想の職場です。
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女性たちにインタビューしてみました。
Q:ハテ・ブナノの仕事をする前には仕事をしていましたか。
A:10人ぐらいの女性が手をあげました。
Q:どんな仕事をしていたの?
A:NGOで仕事をしていた、ローカルのお店のために製品つくりをしていたなどなど、、
Q:以前の仕事と比べて、ハテ・ブナノの仕事はどう?
A:ハテ・ブナノの仕事は安定しているから好き。
以前は仕事がもらえる時ともらえない時があったり、
NGOの仕事は期間が終わると、また無職になって安定していなかった。
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Q:ハテ・ブナノの仕事をするようになって良かったことは何?
A:収入があるので、子どもを学校に行かせることができるようになった。
病院に行く、薬を買う、子どものための物を買うなど、
ちょっとしたことに使うお金ができて助かっている。
*ハテ・ブナノの賃金は歩合制、完成した製品1個にたいして支払われます。
たくさん作れば収入は多く、少なければ収入も少ない。
お金が必要なときはたくさん作り、そうでないときは無理する必要はない。
時間がある時は、その時間を製作に費やし、忙しい時は製作しない。
この地域では主に農業で生計を立てている家庭が多いので、
家族みんなが農作業で忙しい時期にはハテ・ブナノの仕事はせず、
農作業が忙しくない時期にはハテ・ブナノで収入をえることができます。
村の女性たちのもともとの生活システムを崩すことなく収入を得ることができるハテ・ブナノの雇用機会の増やし方は、ムリなく村の女性に受け入れられています。
また、収入の多い少ないは自分の完成品の数量に比例しますから、
自分で収入を管理する「コントロールすることができる」のも魅力です。
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Q:ご主人はあなたたちがハテ・ブナノで仕事していることをどう思っているの?
A:収入が増えるから賛成している。
*イスラム教の多いバングラデシュでは、
奥さんが外で仕事をすることに否定的な男性もおり、
中にはご主人の反対でハテ・ブナノの仕事を辞めざるを得ない女性もいます。
ご主人が賛成しているから、この作業所に来ているわけで、
陳腐な質問でした。スミマセン。
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Q:みなさんが作っている製品は、ダッカへ運ばれ、
そこから世界のいろいろな国で売られているわけだけど、
それについて考えたことがありますか?
A:自分たちの作ったものが、外国の人の手に渡っていると思うと嬉しい。誇りに思う。
・・・こんな感じで、いろいろ話を聞かせてもらいこの場は終わりとなりました。
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編み物をするみんなの中に混じって1枚撮らせてもらいました。
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彼女がこのセンターと支部3つをマネジメントする責任者。
ここにセンターができる前の2006年からハテ・ブナノの一員として働いています。
センターが設立されて、編み物技術のトレーニングをしたり、首都ダッカに材料(綿糸)を取りに行き、このセンターで女性に綿糸を配り、女性たちから製品を回収し、少し離れた場所にある作業所へは自らが綿糸を持っていき、同時に製品を回収することもしています。
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カラフルなコットン糸。
ハンプティ・ダンプティ、ユニコーン、くたくたクマ。
そして、このあと更に村に入って別のセンターを訪問しました。
ハテブナノの58ある製作センターのひとつをハテブナノのスタッフと一緒に訪問しました。
場所は、ダッカから飛行機で40分、ジョソールという町にある
「パドマ・トレーニング&プロダクト・センター」です。
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「センター」といっても、ご覧のとおり小さな建物。
向かって右側の部屋で編み物の作業を、隣の部屋には編み物の材料の綿糸と出来上がった製品が保管されています。
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この日センターに集まった女性は30人ぐらい。
ふだんこの部屋でこんなにたくさんの女性が編み物をすることはなく、
自宅に糸を持ち帰って作ったりするようです。
今日は首都から外国人がやってくるというので、特別。
普段のセンターの様子をみる、というわけにはいかなかったけれど、
私も普段この地域でハテ・ブナノの商品を作る女性たち一人でも多くの人に
会いたかったので、それはそれで嬉しかったのですが。
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このセンターで作っている製品は、ユニコーン、くたくたクマ、
アイスラトル、ドーナツラトル、ハンプティ・ダンプティ。
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ハテ・ブナノの作業風景でよくみるのがこれ。
子どもを膝の上にのせたまま、編み物(しごと)をするお母さん。
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この子は、お母さんの膝の上で、いつの間にか寝てしまいました。
公私混同、と思われるでしょうか?
小さな自分の子どもとずっと一緒にいながら、仕事ができるなんて
私には「理想の姿」にも思えます。
(ひざの上で子どもがじっとしていれば、ですが・・・)
ダッカの作業所では、託児部屋が同じ場所にあるので、
お母さんたちは目の届く範囲で安心して子どもを任せられ、
自分は作業に集中することができます。これこそ理想の職場です。
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女性たちにインタビューしてみました。
Q:ハテ・ブナノの仕事をする前には仕事をしていましたか。
A:10人ぐらいの女性が手をあげました。
Q:どんな仕事をしていたの?
A:NGOで仕事をしていた、ローカルのお店のために製品つくりをしていたなどなど、、
Q:以前の仕事と比べて、ハテ・ブナノの仕事はどう?
A:ハテ・ブナノの仕事は安定しているから好き。
以前は仕事がもらえる時ともらえない時があったり、
NGOの仕事は期間が終わると、また無職になって安定していなかった。
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Q:ハテ・ブナノの仕事をするようになって良かったことは何?
A:収入があるので、子どもを学校に行かせることができるようになった。
病院に行く、薬を買う、子どものための物を買うなど、
ちょっとしたことに使うお金ができて助かっている。
*ハテ・ブナノの賃金は歩合制、完成した製品1個にたいして支払われます。
たくさん作れば収入は多く、少なければ収入も少ない。
お金が必要なときはたくさん作り、そうでないときは無理する必要はない。
時間がある時は、その時間を製作に費やし、忙しい時は製作しない。
この地域では主に農業で生計を立てている家庭が多いので、
家族みんなが農作業で忙しい時期にはハテ・ブナノの仕事はせず、
農作業が忙しくない時期にはハテ・ブナノで収入をえることができます。
村の女性たちのもともとの生活システムを崩すことなく収入を得ることができるハテ・ブナノの雇用機会の増やし方は、ムリなく村の女性に受け入れられています。
また、収入の多い少ないは自分の完成品の数量に比例しますから、
自分で収入を管理する「コントロールすることができる」のも魅力です。
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Q:ご主人はあなたたちがハテ・ブナノで仕事していることをどう思っているの?
A:収入が増えるから賛成している。
*イスラム教の多いバングラデシュでは、
奥さんが外で仕事をすることに否定的な男性もおり、
中にはご主人の反対でハテ・ブナノの仕事を辞めざるを得ない女性もいます。
ご主人が賛成しているから、この作業所に来ているわけで、
陳腐な質問でした。スミマセン。
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Q:みなさんが作っている製品は、ダッカへ運ばれ、
そこから世界のいろいろな国で売られているわけだけど、
それについて考えたことがありますか?
A:自分たちの作ったものが、外国の人の手に渡っていると思うと嬉しい。誇りに思う。
・・・こんな感じで、いろいろ話を聞かせてもらいこの場は終わりとなりました。
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編み物をするみんなの中に混じって1枚撮らせてもらいました。
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彼女がこのセンターと支部3つをマネジメントする責任者。
ここにセンターができる前の2006年からハテ・ブナノの一員として働いています。
センターが設立されて、編み物技術のトレーニングをしたり、首都ダッカに材料(綿糸)を取りに行き、このセンターで女性に綿糸を配り、女性たちから製品を回収し、少し離れた場所にある作業所へは自らが綿糸を持っていき、同時に製品を回収することもしています。
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カラフルなコットン糸。
ハンプティ・ダンプティ、ユニコーン、くたくたクマ。
そして、このあと更に村に入って別のセンターを訪問しました。