畦地梅太郎の展覧会が8月3日までなので行ける日は昨日しかなかった。場所は三間インター降りてすぐの道の駅。寄り道せず帰ってくればコロナ対策としては大丈夫なんじゃない?ということで出掛けた。
広い駐車場に車はパラパラ。とてもすいてる。
以前山登りでこの辺に来た時に寄って、モンベルのTシャツの人の美術館だ!こんな田舎に?と驚いたものだった。 没後20年、7日からまた違う企画展もあるのね。
畦地梅太郎は明治35年三間で生まれ、平成11年町田で96才で亡くなった。
同じ三間出身の井関農機の人の記念館にもなっている。
館内には一人いらしただけ。撮影は禁止。
特に美術学校を出たわけでなく、戦前は内閣府印刷局の活版印刷の仕事をしていてそこで先輩から鉛版画を教えてもらい、木版画に行きつくという。戦後数々受賞していき、山登りや山を題材にした版画は素晴らしい。
瓶が森からの石鎚山、阿蘇山、立山、山の斜面が角ばっていて面白い。やま男の表情が年を経ていくうちに変わるのがつらく響く。1980年代になって山登りが出来なくなったころの絵は特に。山の音も感じられる。
画家のアトリエを再現してるのって面白いね。こんな物が置いてある!とかびっくりしたり親しみやすい。奉公さんもあった。
町田の家の庭も再現されていて、椿、梅、椎、杏、アオキ、山吹、万両、フッキソウなどが植えられている。美術家の庭も興味深い。
グッズコーナーでお買い物。エコバッグは「やまのなかま」1956年。
Tシャツは「後立山」1955年
家に帰ってコモちゃんのTシャツを出してみれば・・・パンフレットと同じ絵だった!もう擦り切れてるけど。「しろいやまおとこ」
コモちゃんのラインナップ。
左は「鳥の住む森」1975年、右は「山湖のほとり」1983年。これはもう山に登れなくなったけど山の近くにいたい気持ちが出てる。悲しみが出てる。
帰りの車の窓から次々現れる山々を見て思い出を語り合う私とコモちゃん。登れなくても近くに行きたいってよくわかる。あ、コモちゃんはまだ登れるけどね。
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