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山村留学体験記&棚田復活!         あの山の向こう

横浜→長野へ山村留学した長男(中学3年間)と次男(小4-5)の記録と山留「その後」+山村の耕作放棄棚田の再生挑戦記♪

鎮火祭でご挨拶

2011年04月21日 | 棚田再生プロジェクト
先のブログでも触れましたが、美麻棚田の復活!本格始動にあたり、

これから頻繁に棚田や地域に出入りさせていただくことなるので、

余所者の私としては、まずはきちんと土地の神様や先代のご先祖様、

そして地元の皆さんにご挨拶したい。。。と父さんに相談したところ、

の恒例行事「鎮火祭」で地元の皆さんが一同に介し神社で祭典をするとのこと、

特別なご配慮で参加を許可していただきました。

(棚田保存会・関東支部代表で参加してきました。)


棚田のある美麻の藤地区は、昭和12年4月20日に起きた「大火事でが全焼!」 

という歴史があります。(藤の大火)

それから毎年4月20日は、産土の神様が祭られている「藤井神社」にて、

2度とそのような大参事がおきないようにと、全世帯(現在20戸)が氏子として

参加し「鎮火祭」を行っているそうです。



祭典は、神主さんと6名の氏子総代が神社の拝殿に上がり、

荘厳にお供えや祝詞を捧げ神に感謝する儀式を行います。






選挙運動中の立候補者も立ち寄り祈願。


その後、氏子全員そろって、神社の脇で「火消しの儀式」をして






3回火消しをします。


最後は全員で御神酒をいただきます。


神事の後は、集会場で簡単な直会(なおらい=宴会?)。

お片づけ当番や諸々の負担軽減のため、お酒は2升までと

いつしか決められたとのこと、もうちょっと飲みたいなぁという程良い頃合で

解散となります。


初めてお逢いする方がほとんどなのに、美麻の皆さんは明るくて

どの方も快くお話をしてくださってうれしかったです。

いろんなキャラが光る氏子のみなさんは、自然と役割分担ができていて

カッコよかったです♪

毎回行事の参加人数に応じてキッチリとまん丸、等分のお餅を作る

菓子職人さんがいたり、

必殺包丁職人がご進物の鯛を美味しくさばいてくださったり、

酒は純米酒冷酒に限る!(強く同感)と日本酒マイスターがいたり、

もちろん長年の経験に裏打ちさるれた農のプロがいたり・・

見ただけで、この杉の木はもう死んでる・・とか・・

神社の壊れた石段をなんとか改修する算段をする方がいたり・・

インターネットを駆使して海外とチャットしている“いんたーなしょなる”な方が

いたり・・・と、いろんな名士が美麻には揃ってて何でもできちゃいそう!

ひそかに・・・「これからイベントも企画しがいがあるぞ~」と

早くも心が躍っちゃってます(^^


横浜の家を早朝出て、約5時間かけて美麻入り、2時~5時まで滞在して

とんぼ返りで自宅着11時という強行でしたが、参加できて本当によかったです。

呼んで下さってありがとうございました。



★藤井神社

藤井神社は、伊勢神宮系の神社で祭神は天照大霊女神です。
天照大神は太陽の神とされていますが、太陽があるから生きとし生けるものが生命を
保ち続けることができるという意味で万物の神として日本の総氏神であり、
皇祖神として祀られています。

男神/ヒルゴ、女神/ヒルメをふたつ合わせたお姿が天照大神というのが本当のところだ
そうで伊勢神宮、藤井神社に祭られているのは、この天照大神の女神の側。
ちなみに男神様、饒速日国造天霊留児大神(にぎはやひくにつくるあめの
ひるごのおほかみ)様は、北海道大雪山や最近では、奈良県と大阪府の境にある生駒山
に神躍を振るっておられるそうです。

藤井神社の所在地は、 大町市美麻 朱引外12496
地名となっているこの「朱引」とは、内側を「市街地」、外側を「郷村地」との意味
らしいので、朱引「外」というこの神社の一体は民家や農地というくくりかな。

江戸などでは朱線と同時に黒線が引かれていてこれは墨引(すみびき)と
呼ばれ、町奉行所の区域の範囲を示したそう。
今の美麻で言うなら・・りんれいや学校の当たり?

また藤井神社や美麻のお祭りに参加したらブログでご紹介していきます。


おまけ。

神社の階段が相当やばし! 直すには技が必要らしい。あ・・お金も。
秋祭りまでに直るといいなぁ。。。



コメント
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