野生のウサギ事件

コテたんの毎日の散歩道に、突然グレーのウサギが出現
野良猫ちゃんにもウサギちゃんにも、全く動じない我が家のコテたんエライわー

それに引き換え、ブロ主は過激に反応
野良猫やカラスや凶暴なワンコに襲われないか
いきなりの猛暑や雨に耐えられるのか

何度か捕獲を試みてみたものの、流石うさちゃん足速いねー
捕まえる事ができなかった為、キャベツと人参薄切りをこっそり差し入れ

目撃情報とブロ主の観察により、そのウサギはもう５日ぐらい野生のウサギと化して
花壇の花や雑草を食べている様子。
好きな植物は芝桜と細長い雑草
人参は意外にも食べず、キャベツもあまり好まないらしく、紫キャベツはちょっと食べました。
そして、植え込みの中に自分の体に合った形のベッドを作っていたのです。

とにかくこのまま放置できない。
散歩道の看板に区役所の公園管理課が管理と電話番号が記載されていたので、早速電話してみた。
ブロ主『迷子か捨てられたウサギがいます。捕獲していただく訳には行きませんか？』と必要以上の低姿勢
管理課『確認し連絡します』
ブロ主『・・・』
公務員の決まり文句だろーと思っていたら、予想外に早い回答がありました。

管理課『近くの小学校から逃げていないか確認しました。逃げてはいないそうですが引取も可能との事です。警察に迷子のウサギ届けがないか確認し、保護のための捕獲をしたいと思います。』
こんなすぐに動ける優しい役所の人がいたんだーと、ブロ主は感動でいっぱいでした。

その電話の後外出し、夜になり帰宅したブロ主は、コテたんと一緒にもう保護され不在となったはずのウサギちゃんのベッドを確認しに行きました。
ウサギはその夜も自分が形作ったベッドに寝そべっていました。

やはり、やはりお役所のお決まりの口先だけだったんだ
優しそうな声と言葉だったのに、信じたブロ主がバカだった

そしてその翌日、近所の会社のスーツを着たサラリーマンさんが
飼い主が見つかるまで保護し会社で飼育しますと、二人で捕まえて連れて行きました。
散歩中に逃げ出したウサギを探しているというおじいさんがいるらしく、張り紙しおじいさんを探すとの事。

これにて一件落着なんだけど・・
ウサギにとっては自由に走り回り、好きな物を食べる環境こそが快適なのかも
困ってもお役所なんかは頼れない、騙されるのがオチ
さらに、最初から最後まで自分で責任持てないようなら騒ぎ立てる資格なし

多くの事を考えさせてくれた、野性のウサギでした。