今日が一番若い日

もうすぐ70歳、まだまだこれから

夫の免許証返納

2023-06-17 18:11:00 | 日記

高齢者の免許証返納に関しては、今世間でも大きな問題になっているが

我が家でも夫の免許証の返納については、ほとほと困り果てていたのは事実

現役で仕事をしていた時は営業という仕事がら、車を使うことが多く

また、もともと幼い頃の病気で足が少し不自由だったということも夫の免許を手放せない理由の一つだったと思う

 

私が夫の運転に違和感を抱いたのは、夫が仕事をリタイアする少し前

私は自分も車を運転するので、夫と一緒に車に乗るのは若い頃を除けば

県外にいる夫の兄弟の家に行くときや親戚の冠婚葬祭だけになっていた

若い頃はよくドライブにも行ったし、子供が幼い頃は子供を連れて旅行にも行った

その時の夫の運転には安心感しかなかった

でもお互い年齢を重ね各々の行動が別々になったため

気付くのが遅れたのかもしれない

車を傷つけることが多くなった

タイヤをパンクさせることが多くなった

極端に左寄りに運転するようになった

夫は自分ではちょっとした不注意だと思っているから、私に言われると激高した

そんな時間が結構長かったように思う

でも夫も私に言われて少しは自覚したのか、遠出はしなくなっていた

 

しかし、何かあってからでは遅い

怒られること覚悟で説得してみたが、結果は推して知るべし

たまに私の泣き落としも入れてみたが、そんなことに絆されるような人ではなかった

決め手はやっぱり

娘の一言だった

お父さんが運転を誤って誰かを傷つけたり死なせてしまったら、私もお母さんもどうしたらいいの」

何も言わなかったが、娘もやはり父親の運転に危機感を感じていたらしい

私も同じことを夫に言ったのに

妻の一言は全然効き目がなかった

世話をしているのは妻なのだから、たまには妻の言うことも聞いてほしいと思うが

結果オーライなので良しとするか

 

そんなこんなで返納するまで10年近くかかった

最後の3年位は運転こそしなかったが、身分証明になるからとかなんとか

いろいろ理由付けして返納を渋った

結局、更新時期が来て諦めがついたのだろう

返納するまで何事もなくて本当にホッとしている

と同時に免許を返納させることの難しさも痛感している

 

そんな時期をずっと見ていた娘は

「お母さん、私が免許証を返納してと言ったら素直に返納してね」

とことあるごとに言われている

娘は娘でその時期をハラハラしながら見ていたのだろうと思うと

申し訳ない気持ちでいっぱいになる

 

 

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