たぶん満開。
青空に眩しい咲き誇り。
近年まれにみる金木犀の黄色が輝いている。
数メートル先から漂う品の良い甘い香り。
花粉症の男主は幾度も立ち寄り、花ではなく鼻の安否を確認する。
『クンクン抜群にいい匂いだ。遠くからでも、僕でもわかる。うわぁ蜂もこの匂いに誘われてるぞ。ブンブン云ってる。』
「(男主よ。鼻がわるいとはいえ、そないに近づいたら蜂に刺されまするぞ)」
『うわぁニホンミツバチだ。金木犀の蜂蜜出来たら高いだろうな。』
「(まさか 蜂の巣箱作ろうとか言い出すのでは…。オソロシア…。)」
『巣箱作ったら、どこに置けば良いかな?』
「やっぱりユーラシア…。男主の言い出すことはまるっとお見通しでぃ。世話はだれがするん!?」
『言ってみただけだよ。面白いだろうなと思って。』
「(私は面白くない(@ ̄□ ̄@;)!!)」
今日も二人の間には冷たい風が吹き、それでも金木犀の香りに癒されるのであった。
愛でたし目出たし。
満開の金木犀の下に藤袴がほころび始めました。
藤袴の花の香りは、美しい蝶で有名なアサギマダラが好むそうです。
枯れると、私たち人間にもわかる程の良い香りを放ってくれます。
金木犀には蜂🐝。
藤袴にはアサギマダラ。
どうせならアサギマダラに寄って欲しい女主の夢覚めやらず。
今日も見ていただきありがとうございます。