湖西将棋道場

湖西将棋道場が開催・運営する将棋教室、イベント他連絡事項を発信していきます!

今日のことば

「将棋に頂上はない」 藤井聡太棋聖 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200722/k10012527151000.html

トピック

令和7年度は静岡県西部・愛知県東部周辺活動を中心に、近隣教室や大会共催を積極的に推進していきます。静岡県中部ではOMK支部と連携した活動をしていきます。 ~参加者が将棋を楽しむことをモットーに~

【ぷちこら2】 一山麻緒 2020名古屋ウイメンズマラソン

2020-03-08 11:11:17 | コラム
今日の2020名古屋ウイメンズマラソンで悪天候の中、ワコールの一山麻緒さんが国内女子マラソン最高の1時間20分29秒の記録で優勝しました。東京オリンピック残り一枠の代表権を競う基準記録であった松田瑞生(ダイハツ)が1月の大阪国際で出した2時間21分47秒を上回り、代表に内定した。
将棋のブログなのに、コラムはなんでマラソンの話題ばっかりなんだろうと思うかもしれない。 私がマラソン競技が大好きなのはもちろんだが、マラソンという2時間足らずの時間に凝縮されたレース運び・かけひきはよく人生の歩みや仕事の過程に例えられるように、将棋で言うとプロ棋士の世界やそれを目指して努力して頑張ってる若者の姿に結びつく。
マラソンは序盤から中盤にかけて周囲の選手とのペース配分を見ながらレース展開を組み立てていく。トップ集団の中についていって自分の位置を維持していくには才能以上に普段からのトレーニング量と積み重ねがものを言う。トップ集団から遅れてしまったとしても諦めずついていく粘りと精神力。終盤はトップ集団から飛び出すタイミングのかけひきと後続のライバルを引き離すスパートをかける力と強い精神力が必要だ。 先週、東京マラソンで日本記録で日本人最高位となった大迫傑選手は中盤トップ集団から遅れたが諦めずに粘ってついていったのが結果につながった。 今日の一山麻緒選手は中盤までトップ集団で維持し、30キロを超えてスパート、後続をぐんぐん引き離しマラソン王道ともいえるレース運びで優勝を果たした。レース後のインタビューでは、自分のイメージ通りのレース運びが出来たと笑顔で答えていたが、今日のレースのために並々ならぬトレーニングを積み重ねて本番に備えてきたのは言うまでもないだろう。
将棋もプロ棋士やそれを目指す人(奨励会員や研修会員など)は才能以上に普段からトレーニングをたくさんし、その積み重ねで強くなり昇級していく。ライバルや同期後輩に先を越されたとしても粘りの努力で昇級して超えていく者もいる。タイミングやかけひきを含み自分のイメージ通りの対局を進める事に関しては、プロ棋士のタイトル戦を狙えるくらいのトップレベルともなると必ず対戦相手の対策をを練って対局に臨む。具体的には対戦相手の過去の対局の棋譜を分析・研究し自分の棋風に合わせ戦略を立て対局に備えるといったところであろう。ここでも、この域に達する者たちは常にトレーニングを積み努力を重ねている事を強調したい。
これは、将棋界だけでなく人生のどのような生き方にも通じるものと私は思う。 だから、マラソンは頑張る人の人生の縮図のようで面白い!



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◇今日のことば語録◇

2020-03-04 18:38:19 | コラム
今日のことば語録を発信の都度、以下に残していきます♪

1.目の前にチャンスがあるのに挑戦しないことの方が僕にとってはリスクだ
  男子マラソン日本記録保持者 大迫傑

MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)東京オリンピック選考レースでは次点で惜しくも男子マラソン日本代表に選ばれなかったが、残りの選考レースで本人の持つ日本最高記録(当時2時間5分50秒)を超える選手がいなければ代表残り一枠を得られる圧倒的に優位な立場にいる大迫傑選手であった。そんな彼が残りのレースも出場する意思表明をしたときの言葉。 結果、東京マラソンで自身の日本記録を超える1時間5分29秒で日本人トップの4位の記録で走り切り日本代表残り一枠の獲得をほぼ手中におさめたと言える

2.相手が一番、自分が二番  コロッケ(ものまねタレント)

ボランティア活動を積極的に行っているコロッケさん。 故郷の被災地を訪ねたときに、ある被災者からものまねを求められました。コロッケさんは被災地でものまねなんて不謹慎なことで出来ないと言ったが、被災者から「笑えない」と言われ、リクエスト通り森進一と野口五郎のものまねを披露したら、まわりから被災者の人たちが集まってきて、とても喜んでもらえたという。 このとき自分の出来ること(ものまね)で初めて人の役にたつことが出来たと感じたという。改めて何事も相手が一番、自分が二番で行動することが大事と悟ったコロッケさん。 私も同感です。

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【ぷちこら1】 男・大迫傑(おおさこすぐる)

2020-03-01 10:57:36 | コラム
将棋道場の情報発信で始めたブログですが、それだけではつまらないので身の回りの出来事で私個人が思ったこと感じてることなど、たまに綴っていきたいと思います。
プチコラム【ぷちこら】第1弾始まりです!

本日、3月1日に東京マラソン2020が開催されました。
新型コロナウイルスの影響で一般参加なしの招待選手のみで実施。東京オリンピック男子マラソン日本代表の残り一枠の選考も兼ねたレースでした。
選考基準は日本人最高位でかつ日本記録1時間5分50秒を上回らないといけないというハードルの高いものでした。
正直、私はこの基準を満たす選手はいないと思ってました。
ところがレースが始まると序盤から日本記録を上回るハイペースな展開に興奮。 MHPSの井上大仁選手が先頭集団でレースを引っ張る展開にもしかしたらという期待が生まれました。
このとき、大迫選手は第2集団で25キロ地点を過ぎたあたりから、その集団の中でも遅れ始めていました。ただここに彼の勝機はありました。インタビューでも諦めかけたことを明かしてましたが、不屈の精神力で粘ることが出来ていた。中盤までハイペースなレース展開だったため周りの選手が徐々に失速し始めたんです。そんな中で無理せずに自分のペースを維持してきた彼はここから巻き返しに出ます。日本人トップを走っていた井上大仁選手に追いつくと、ここから仕掛け日本人トップに躍り出ます。ここからは自分の持つ日本記録との勝負でした。 彼はすでに現在代表次点にあり、今回と来週の琵琶湖マラソンに出場しなくても、先述の厳しい選考基準を満たす選手が現れない限り代表に選ばれる事が決まってます。それでも東京マラソンに出場せずにはいられなかったのは、常に自分は挑戦者という意識があるからと思うんです。仮に自身の記録を破る選手が現れたとしても、同じレースに参加せずに敗れるのは絶対に嫌だったのでしょう。結果全体4位、日本人最高位1時間5分29秒という自身の記録を21秒上回る素晴らしい成績で選考基準をクリアしました。
まだ来週、選考レースとして琵琶湖マラソンがありますが、ほぼ大迫傑選手が最後の代表権を手中にしたと言っても過言ではないでしょう。
まだまだ世界のレベルはずっと高い所にありますが、常に挑戦者の精神で東京オリンピックでも世界トップの選手たちに混じってワクワクさせてくれる走りを見せてくれるに違いありません。 
メダルが取れたらいいなあ。
がんばれ!にっぽん!!

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