お題があったので虫について書いてみるよ。(もう8日だけども)
小学生ぐらいまではどんな虫でも好きな男の子でした。
中でも好きなのが「カマキリ」
漢字で書くと「蟷螂」
絵で描くと
こんな感じ。
好きで毎日描いていたので今でもそらでこれぐらいは描ける。
逆に言うとこれぐらいしか描けないのですがね。。。
特に威嚇して羽を広げて体を大きく見せる姿が好きで棒で突っついたりしてた。
子供って無邪気というか残酷ですね。
種類としては「ハラビロカマキリ」が一番好み。
ずんぐりむっくりでお腹が平べったくて。
スタイリッシュな「オオカマキリ(♂)」と対極をなす感じ。
この「ハラビロカマキリ」は首のいわゆる「持つ所」が短いので持っているとカマが届いちゃって痛いんだよね。
そこがまた素敵だったりもする。
ハラビロカマキリは僕の中で一番無茶をするカマキリとしてランク付けされている。
食欲が旺盛というか何でも食べようとしちゃうのだ。
1番衝撃的で今でも鮮明に脳裏に焼き付いてる光景がある。
路地裏でセミ取りをしていた時の事。
小学生の背の高さ+網の長さでは届かないところにアブラゼミが鳴いていた。
届かないので悔しい思いを噛み締めながらセミを見つめていたら
後方から緑の小さい奴がそろそろと近づいていた。
ハラビロカマキリの幼体だ。
成虫になるにはまだ2~3回ぐらい脱皮しないといけないぐらいの。
そんな小さいヤツが体積にして自分の6倍以上ありそうなアブラゼミを狙っているのだ。
面白いから見守る僕。
ハラビロはお尻を振りながらゆらゆらとアブラゼミに近づいていく。
アブラゼミは気が付かないのか意に介さないのか気持ち良さげに鳴き続ける。
2分ぐらい経ったろうか。
ハラビロはついにアブラゼミに届く位置に。
しばらく様子をうかがうハラビロ。
鳴き続けるアブラゼミ。
僕がつばを飲み込んだ時、ハラビロがアブラゼミに飛び掛かった!
その刹那、アブラゼミは「ジッ!」とひと鳴きして飛び立つ。
ハラビロをぶら下げたまま。
その後のハラビロ君を見た者はいない・・・
一昨年の事。
ベランダにお腹の大きなハラビロカマキリが現れた。
「可愛いなぁ」と見届けカーテンを閉めた翌朝。
サッシの隅っこに卵を産んでた。
そしてまた春が巡り来る。
朝カーテンを開けたらば!
卵から可愛いのがワラワラでてきてたよ!
無事に旅立つカマキリたち。
だけど肉食のカマキリといえども鳥とかに食べられちゃうんだよね。
100匹ぐらい孵化しても成虫になれるのはほんの一握り。
もしかしたらいないのかもしれない。
昔は草むらが沢山あったから隠れる場所もあったけど
ほとんどコンクリ化してしまった現代では逃げるのも大変だろうな。
この子達は無事に大人に成れたかなぁ?
そんなことを思って今回の記事は終わりにしたいと思います。
ではでは。
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