あまりにも早すぎる講和で興ざめだが、
元々ただの民間軍事会社である。
国家相手の戦いは、やはり荷が重かったのだろうか・・・・??
プリゴジン氏があっさりと敗北を呑んだのは、
ロシア正規軍との本格的な交戦に入ればワグネル単体の戦力では
勝ち目が無いことが分かっていたからでしょう。
正規軍や国家親衛軍から多くの離反が出て
ワグネルの味方をしてくれなければ、
勝負にならないのです。
そして有力な離反は出ませんでした。
相手を脅して自分の要求を呑ませることが
武装蜂起の目的ですが、
今回の場合は相手を本気で怒らせてしまったら
失敗となります。
そしてプーチン大統領は本当に怒ってしまい、
プリゴジン氏は主要な要求を全て取り下げて、
自身とワグネル兵の安全のみを保障させて失脚し、
反乱騒動は幕引きとなりました。
しかしワグネルとロシア軍は本格的な交戦には
入りませんでしたが小規模な戦闘はあり、
ロシア軍のヘリコプター6機と固定翼輸送機1機が
ワグネルに撃墜され、搭乗員だけで10数名は死亡しています。
これはワグネルが装備していたパンツィリ-S1防空システムに
よるものです。
ウクライナでの戦争でもたった1日で
これほど大量に航空機を失ったことは過去に無く、
ロシア軍の損失は甚大なものとなっています。
しかも被害機には貴重な電子戦ヘリコプター「Mi-8MTPR」まで
含まれています。
そして固定翼輸送機「Il-22M11」は空中指揮型で、
推定8名の搭乗員が一挙に失われました。
地上戦での全面衝突は避けられたといっても
対空戦闘での損害の規模があまりにも大きく、
これで誰も処罰されないとなると軍の不満は
燻ぶったままになるでしょう。
そう、此度の反乱騒動は終わったのである。
だが、ロシアは確実に兵器を失い、
プーチンの『猜疑心』もますます高まって
しまっただろう。
少なくともプーチンの寿命が、少しすり減ってしまったのでは
・・・・と思いました。
それにしても・・・・。
プリゴジン大丈夫かな?
一度裏切ったものをプーチンは許すはずが無いと
思うので、
ベラルーシで『怪死』するのではないかと
わたしは思っています。
ではではっ。