ことくくるの里山暮らし。 (ブルーベリー栽培日誌。)

ブルーベリーの成長記録と、里山での日々の暮らしの日記です。

立秋の声。盛り塩。

2020-08-07 21:44:24 | 日記
此処のところ。
胸の辺りがなんだか、『さわさわ』する。

何とも云えない、それ。は、
不安で、何だか、怖くなる。


テレビで、
病気が...だとか、
経済が...だとか、
そんな不安要素盛り沢山のやつを
観たりしているからじゃないの?って云うけど、



違うの。
そうじゃないんだよ。

そんなんじゃないの。


伝えたいんだけど、
適切な言葉がみつからなくて、
伝わらない。


『心配性な子。』で、すまされるから
口をつぐむ。
誰も彼も、気付いてはくれない。



虫たちは、
私とおんなじ気持ちでいるのだろうか。

長かった、梅雨が終わってから、
叢や、沢の方、
あちこちで沢山の声が聴こえる。

でも、いつもと違う感じがする。
叫んでる?
焦ってる?
楽しんで鳴いているようには思えない。
何だか、生き急いでいる感じがするの。




あっ。そうだ。
今日から立秋が始まるんだ。
今朝の朝の4時の西の空には、
少し欠けた、まだ、まぁるい月が光っていた。
もう、空は明るくなっていたのに、
月は光っていた。

空の世界も、慌ただしい。

節目の時期だから、今日はお塩を新しく取り替えよう。
私は、いつもこうして、お塩を盛る。
綺麗に仕上がると嬉しいんだけど、
何回やり直しても上手に出来ない日もある。今回は後者のタイプだ。
こうゆうのも、
気持ちの持ちようなんだろうか。





何でか、
『神棚は触ったらいけない』
と、幼いころから云われてたから、
神棚は触ったことがない。
母も触ったことはないらしく、
神棚を触るのは父だけだ。

なので、幼いころは、
とっても『神聖な領域』に感じていて、
少し畏れていて、
それを触れられる、父のことは尊く思っていたのだけど、
ある日、宝くじが置いてあったのを見つけた時に、
それまであった筈の、
『畏敬の念』は、
あっさり碎けてしまった。

それでも、神棚は触らない。


その代りに、自分スペースに、
こうして盛り塩を作る。
家の中で、ある、3箇所に置いておく。






このお塩は、いつも、椿大神社へ買いに行く。
三重県鈴鹿市にある椿大神社は、
家からは遠くって、
下道だと時間が掛かるから、有料道路使ってでも行く。
3袋くらいまとめ買いして、なくなっちゃったら、また、参拝しに行くの。
鈴鹿一宮の神社。
私は気持ち良く過ごせる神社。


三柑の実のお皿は、後もうひとつあって、
自分の寝室に置いてる。
三柑の実のお皿以外に、緑や金色
赤色とか素焼きの皿などの、御道具類は
伊勢宮忠さんで揃えたよ。
ずっと、昔に行ったっきりだけど、
神具は宮忠、老舗のお店だから、
絶対まだちゃんと営業してると思う。












鈴木翠松軒『くうや餅』。ゆらぎの味。

2020-07-03 19:25:12 | 日記




明治26年(1893年)
創業から127年
鈴木翠松軒』さんが、暖簾をおろした。


『くうや餅観助餅』が有名で
みんな。「くうや餅」ってよんでた。


私のなかでは、慶忌菓子的な存在で
厄の時期になんかなると、よくチラシが入って来て、それをよく眺めてたなー。

誰かから、厄とかのお配りで戴いたりすると、『きゃー。ラッキー🖤』って嬉しかった。


だから、そんな先入観もあってなのか
普段のおやつってゆう感覚じゃなかったし
「いつでも買えるから」って思ってたから
自分じゃあんまりお買い物しなかった。


地元の人達から
【老舗の味を消さないで欲しい】って声が
相次いでいるってニュースで観たけど
その人達は、よくお店に訪れていたのか


だから、私が「こうや餅」を食べたのは
すっごく久し振りのことだったよ。
でも、これが最後になっちゃうなんてって
思うと、何だか、もったいなっくって。
こんなに、ひとくちずつ。
ゆっくり丁寧に食べたこと
なかったから、

甘くって。
柔らかくって。
ちょっとだけ塩っぱい
感傷の味がした。


驚きなのは、家族が、こうや餅と二軒茶屋
餅と混同していたことだ。
それくらい、三重県.伊勢には
「おもち」みたいなお菓子が沢山ある。



『すっごく並んだんだよー!』って
買ってきてくれた人が云う。
お一人様3箱限りで、最後に販売したみたいって言ってた。
平日だったのに、すごい人だったんだって。
みんなもきっと、なくなっちゃうなんて
思っていなかったんだって思う。
だって、産まれた時からあるんだよ。
だから、在るのがずっと当たり前で
失ってから、それで【大切】に気付く。


えっ?
じゃあ。みんなもっと前から、こうなるって解ってたら、また答えは変わっていたのかな?
それは、解んないんだけどね。
訝しげな私は、
まだ考えてる。


『変わりゆくもの。
それは、仕様がないことかもしれないけど
人には必ず【死】が訪れるけど
次の世代に残せるものがあって
それは『想い』と『希望』。


そうやって、代々受け継いできたお店の
人達は、きっと必死でやってきたんだと
思います。ありがとう。
全力でやって来たからこそ、もう後悔なんてないんじゃないのかな。
たぶん。
色んな想いをひきずっているのは
消費者の方。


私の夢の中のストーリーには読きがあって
『また再開します』ってニュースが流れるの。嬉しいな。


大丈夫。
まだ、色んな想いがあって。
まだ、色んな答えがあるし。
人間だもの。
みんな、気持ちの揺らぎの中で生きてるんだよ。



『 んっ』どうゆうこと?




だって、まだ終わってないでしょ?


だって、まだあのお餅の蒸しかたを受け継いでる人がいるんでしょ?


だって、まだあの餡子の味を出せる方法を
知ってる人がいるんでしょ?

だから。
まだ、終わってないんだよ。
全てが終わってからでないと
本当の答えはでないからね。



【 追伸 】
幼いころに食べた
『七越ぱんじゅう』の味を
私は、未だに探してるよ。
でも、もう何処にも全然
見つからないの。
他にもきっと探してる人がいて
似たようなものが売ってる。
『でも、これも違うね。』って
みんな云うんだ。

でも、本当はあの味』と
そっくりなのかもしれないよ。

でも、絶対にね。
おんなじにはならないの。
それが、『感情のゆらぎ』の味だから。










































『明け六つ。』は不思議な空間。

2020-06-29 21:00:22 | 日記




『明け六つ。



今年の夏至は、6月21日の日曜日だったね。
日食と、おんなじ日になるなんて、
なかなか、そんなタイミングが合うなんて
凄いな。でも、少ーぉし。
残念だったのは、お天気があんまり良くなくって、日食は見られなかったよ。

月曜日。
私は、いつものように。
いつもの寝室を出て
いつものように。お台所に立つの。
冷蔵庫から、卵を取り出して.....

【あっ。

慌てて、勝手口から庭に出た。


『.....3時50分

【明け六つ。の空だ。





あの、ひとつある星が、『明けの明星
っていうやつなのかな。


『明け六つ。』
『暮れの六つ。

ってゆうのは、
季節によって、その時間が変わる。

夏至の明けの六つ。は、
住んでいる場所にもよるんだけど
3時50分くらいかな。

あと、30分もすれば
空は明るい。
この、たった30分の間は、

何だかいつも不思議な感覚になる。
何でなんだろう。
眠いなー。とか、
だるいなー。とか、
面倒くさいなー。とか、
慌ただしいなー。とか、
何かしら感情があるはずなんだけれど




ただ。
無心になる。

感情が消えるの。






きっと。
私だけなのかも知れないけどね。
私には、その感覚が不思議でしょうがない







夏至とかの区切りには
何かしら「目標」とかを
たてるといいらしいんだけど、


目標なんて、何にも浮かばなかったから
まず「目標」を見つけることを目標にして
お台所に戻ってきた。


『また、』
今日が始まる。』




それだけで、
幸せだと思えるように。
毎日を『丁寧に暮らす
其れを、目標にしようかな。




今日の、
だし巻き玉子は、いつもより
ちょっとだけ綺麗に巻けた気がする。



















【5月2日】ブルーベリー栽培日誌(苗木の植付け。ちゃかりプラムも仲良し)

2020-06-26 20:58:47 | 日記


【5月2日

今日は、
ブルーベリーの苗を定植する。
昨日、太陽からの日当たりを考慮して
配置を決めた場所へ。

ブルーベリー ツツジ科半落落葉低木
原産地 アメリカ

酸性土壌(ph4.0~5.0)が適しているみたいなことが、説明書に書いてあったんだけど

樫の木々の落ち葉で覆われた
この土地の、土の質がブルーベリーの
栽培に適しているのか、どうなのか
解らないので、
一番堅い方法で、
8号ポットに、ブルーベリー専用の土を
使うことにした。


この場所で、ブルーベリーを栽培するなんて、リスクの方が高いのは、
重々承知なのだ。
だから。
本当に、『にっちもさっちも』行き詰まったら、ポットごと違う場所へ移動することもできる。


出来たら、この東山で上手にすくすくと
育って欲しいのが本音ではある。
やっぱり、お家とかと一緒で、
山に入らなきゃ、
山は手入れされなくなっちゃて、
踏み入れられないくらいに
ジャングルになっちゃうと困っちゃう。

せっかく、おじーちゃんが植えて
くれた、樫の木。
やっぱり、手入れしてあげなくっちゃ
陽当たりも悪くなっちゃうばかりで、
雑木や蔓の方が強いから、
樫の木は弱っちゃう。




ブルーベリーの苗木は、

ラビットアイ系の
・ブライトウエル(2本)
・B.デライト
・ノビリス
・オノ
・タカヘ


ハイブリッシュ系の
・ブルークロップ
・ウエイマス


を、用意した。
ブルーベリーって、沢山種類があるらしくって、100種類くらいあるみたい。
◆サザンハイブリッシュ系の苗木も欲しかったんだけど、
近くの園芸用品がおいてあるホームセンターにはなくて残念。

でも、プラムの苗木は売っていて
嬉しくって買っちゃった。小さい頃よく
ねだって買ってもらったのを覚えてる

たぶん。
それが、桃だったら
絶対ねだっても買ってはもらえなかったと
思うな。(だって、高いからね。)


あんなに、プラム大好きだったのに
大人になってから、食べなくなったな。
「今だったら....」って、
そうゆうのって、
『ひとつや『ふたつ』くらい
誰にでもあるよね。

プラムって、1本だけじゃ植えても実が
つかないらしいんだけど、
この、メスレーって種類は
1本でも、ちゃんと実が成るって説明書き
してあったから、この種類を選んだの。


もし、ここの土地と相性がよくって、
すくすくと育ったら、
もっと増やしちゃおうと
実はこっそり思ってる。
なので、プラムはポット植えじゃなくて、
直接、土に植えた。
ちょっと、心配だけど。
何だか、欲望にまみれている。

それぞれの、配置は
こんな感じ。











手前の、ハイブッシュ系の苗木が
あまりにも小さくって心配だな。







反対側に回って撮った風景。
こっち側には、ラビットアイ系の苗木を
配置。ちょっとの位置の差だけなんだけど
温度が違うんだよね。
こっちの方が、少しだけ日が当たる分が
多くって、暖かいの。
やっぱり、お日様ってすごいな。




木で囲ってあるのが、プラムちゃん。
地植えだから、心配だけど、
どうか、すくすくと育っていって欲しい
な。

あっ。そうだ。
『ラムちゃん』と名付けよう。






【5月1日】ブルーベリー栽培日誌 (東山開拓編)

2020-06-26 20:07:39 | 日記


【5月1日


樫の木が
植えっぱなしで、
手入れもされずに
乱雑になっていた、通称「東山」。





蔓が巻いちゃってたりしていて、
全体的に幹は細くって
あんまり元気がない。
とにかく蔓が強い。


4月の末頃から、
東山に入って山作業。

チェーンソー。
のこぎり。
ナタ。
草刈り機も、すぐに蔓がからんじゃって
草刈り機が心配になっちゃうくらい。


樫の木を間伐したり
下枝をはらったりして、
随分とすっきりしたので







今日は、太陽の位置を観て
太陽の光がどれくらい入ってくるのか
時間帯毎に、確認しながら
ブルーベリーの苗を植える配列を決めていた。

午前中は、東山で。
午後からは、竹林で。
今日の作業は終了。