『明け六つ。』
今年の夏至は、6月21日の日曜日だったね。
日食と、おんなじ日になるなんて、
なかなか、そんなタイミングが合うなんて
凄いな。でも、少ーぉし。
残念だったのは、お天気があんまり良くなくって、日食は見られなかったよ。
月曜日。
私は、いつものように。
いつもの寝室を出て。
いつものように。お台所に立つの。
冷蔵庫から、卵を取り出して.....
【あっ。】
慌てて、勝手口から庭に出た。
『.....3時50分』
【明け六つ。の空だ。】
あの、ひとつある星が、『明けの明星』
っていうやつなのかな。
『明け六つ。』
『暮れの六つ。』
ってゆうのは、
季節によって、その時間が変わる。
夏至の明けの六つ。は、
住んでいる場所にもよるんだけど
3時50分くらいかな。
あと、30分もすれば
空は明るい。
この、たった30分の間は、
何だかいつも不思議な感覚になる。
何でなんだろう。
眠いなー。とか、
だるいなー。とか、
面倒くさいなー。とか、
慌ただしいなー。とか、
何かしら感情があるはずなんだけれど
ただ。
無心になる。
感情が消えるの。
きっと。
私だけなのかも知れないけどね。
私には、その感覚が不思議でしょうがない
夏至とかの区切りには、
何かしら「目標」とかを
たてるといいらしいんだけど、
目標なんて、何にも浮かばなかったから
まず「目標」を見つけることを目標にして
お台所に戻ってきた。
『また、』
『今日が始まる。』
それだけで、
幸せだと思えるように。
毎日を『丁寧に暮らす。』
其れを、目標にしようかな。
今日の、
だし巻き玉子は、いつもより
ちょっとだけ綺麗に巻けた気がする。