お外で遊ぼ!!

何気ない日常をドラマティックに

負けられない闘いがそこにはあったんだ

2012年03月10日 22時03分25秒 | 気まぐれ日記!!
3月10日(土)


その事件は突然だった。

次長2人に部長1人がホウキとチリトリを持ち社内をウロウロしている。


総務のやつも招集されている。


ただごとじゃねぇ。



風の噂が俺の耳に届いた。






『駐輪場にウンコがある』




またか。



うちの会社は年2くらいのペースでこのイベントがある。


前回大会から約1年。



今回も俺への追加招集はあるのか。



5分くらいすると次長が俺に言った。





『力を貸してくれないか?』




上司の頼みとあらば断るわけにはいかないゼ。


俺の部下も2名追加招集し現場に向かう。




現場に着くと次長と部長が呆然と立ち尽くしている。


サイズ的には前回大会とかわりなしといったところか。


ただ1つ、前回との違いをあげるならば




『匂いがまだ活きている』
という事だろう。




次長2人、部長、総務、俺、部下2人の計7人の侍が迎え撃つ。


まずは意識とイメージを共有し注意点を確認するミーティングが開かれた。


・変な冗談なし

・風下に立つな

・FWは2名(ジャンケン)

・司令塔1名

・緊急時につき役職解除


この5つが決定。





まずは生死を左右するジャンケン。



ま、負けられねぇ。


部長次長とか関係ねぇ。




俺は気合いのグーを出すと決めていた。


勝負は一瞬だった。



勝ち組

俺、部下2名、総務、次長



負け組

部長、次長




下克上確定。



上司をカスのように扱ってみたい。


この想いから俺が司令塔の大役を買ってでる。




作戦は前回同様、1人が固定したチリトリに1人がホウキで押し込む展開。



泥臭くったって1本は1本だ、しっかりやれと指示を出す。




緊張が走る。




その時





急に風向きが変わったんだ。



神の悪戯。



まさにその言葉があてはまる。



俺たちは完全にソレに包み込まれた。



一瞬意識が飛びかけたが仲間達と必死に声を掛け合いなんとか踏みとどまった。




ここは俺がしっかりしなくちゃいけない。
司令塔として仲間を鼓舞しなければ。




『行けっ!』




普段ではありえない言葉使いで部長次長の肩を押した。



その次長は前回大会にも参加していたため、素晴らしい動きでヤツを封じ込めた。



司令塔としての役割を果たし、今大会もなんとか競り勝つ事ができた。


次回大会までには是非転職していたいもんだゼ。