行政主導では長続きしにくいため、現場からの積み上げを大切にして丁寧に取り組みを進めてきたことで時間はかかりましたが、ひとづくりの取組みを支える基盤ができあがりつつあります。
それは子ども達が自分たちの生まれ育つまちの素晴らしさに気付く営みでもあり、子ども達を通して、そこに関わる大人たちもまた自分たちの暮らすまちの素晴らしさに気付き、自信と誇りを取り戻す仕掛けでもありました。
都会や他の自治体と比較して「だから益田はダメなんじゃ」と悲観するのではなく「益田にはこんな素晴らしさがある」と、自信と誇りを持って言える市民が増えていくことこそが大切だと考えています。
そしてその大人の姿に子ども達は確実に大きな影響を受けて育つことになります。
益田市人づくり協働構想に基づき、益田版カタリ場や新職場体験の取組みが始まり、益田でいきいきと生きる大人に触れた子ども達にどういう効果が現れたか。
数値で現れにくいと思われていたその効果は、来春市内高校卒業予定者の中で就職希望者のうち、地元就職希望者の割合はこれまての30%台から60%台ヘと大きく向上したことで、まだまだ検証は必要ですが一定の成果が出始めたように思います。
今後は、高校魅力化の取組みなどを更に進めながら、高校を地域社会全体で支える仕組みを構築し、起業·創業人材の育成の仕組みづくりなど、ライフキャリア教育の更なる展開を提案していきたいと考えています。
益田市人づくり協働構想
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