次の世代のために 今できることを

誰もが大切にされる町

「何で保育園なんかに勤めとるん?」

保育園に勤め始めた頃、県の職員になっていた同級生に言われた言葉です。

 どんな職業も社会の中では必ず一つの意味を持っています。
それぞれの価値観の中でそこに大きな生きがいを持つことができれば、それはとても幸せなことだろうと思います。

 高学歴や高収入といった尺度だけで見れば、人が人の上に立っているような感覚に陥るのかもしれませんが、人が人の上に立つ時、それは相手のことが理解できなくなることにつながるように思います。

 英語で“理解する”という意味の「understand」という言葉はunder(下に)stand(立つ)という語源であるそうです。
相手を理解しようと思う時、下に立たなければ相手を理解することなどできないという意味が込められています。

 最近は“格差社会”という言葉が頻繁に使われますが、昔から社会の中で格差があったにも関わらず、なぜ今さらながらこの『格差』がクローズアップされるのかを考えると、人が人の上に立つことによる格差意識が広がってきたことが原因であるように思います。

 人が人の上に立つのではなく、人の下に立つ社会。

 それぞれの生き方を理解し認め合うことが地域の活力につながるように思います。
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