次の世代のために 今できることを

夢をもてない子ども達

 卒園した子ども達が、小学校を卒業する時に将来の夢を書いたものを見せてくれます。
 その中で、今年最も印象的だった夢を紹介したいと思います。

 将来の夢は『スポ少のコーチになりたい』というものです。

 私はこの夢がとても素敵な夢であるように思いました。

 プロ野球選手でもない、大リーガーでもない、“スポ少のコーチ”です。

 子ども達の素直な目線で、きっと子ども達にとって憧れと思える大人の姿を指導をされている方々が見せているのだろうと思います。この子のこの夢を見て自分の子どもは豊川のスポ少に入れたいと心底思いました。
 スポーツ少年団には20代の方々が積極的に指導に来られていて、子ども達からも絶大な人気を誇ります。地域の活動に積極的に関わる若者が減り続けている中で、なかなかできることではないように思っています。
 
 そんな皆さんが、いきいきと指導をする姿が子どもに夢を与えたのでしょう。

 一方で、高校生となった卒園児が「益田はつぶれると思う」と言っているのを聞きました。
 「益田に住んでいても良いことなどなさそう」
 「大学を卒業しても益田に帰りたいとは思えない」

 将来を現実として考え始めた高校生だからこその率直な思いです。
 何となく夢の持てない雰囲気を親や周囲の大人の姿から感じているのかもしれません。
 もちろん、まだまだ社会経験の未熟な高校生が、仕事を自分の将来像として描けないのは当たり前といわれる方も多いかと思いますが、少なくとも、周囲の大人がいきいきと仕事をする姿や、地域活動に積極的に関わる姿を見せることが子ども達に夢を与えることにつながっていくのだろうと思います。

 もっと若者が住みたい益田へ

 自分達の町を良くするのは行政だけでなく、“市民一人ひとり”であるように思います。
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