次の世代のために 今できることを

平成20年2月 臨時会

昨日は第454回益田市議会(臨時会)がありました。

全員協議会でのトピックは3つ。

1.専決処分について
  公用車による事故2件についての損害賠償について

 議会の度に出て来る事故の報告ですが、保有台数260台に対して平成19年度1月末で事故件数が22件です。どうやら他市と比べても事故率が高いようです。

 県内他市で271台の公用車を保有している市が、事故件数8件という数字を見れば、これは単に運転技術だとかちょっとした不注意だとか言うレベルのものではないことが分かります。

 各課でいろいろと対策に取り組んでいるという説明がありましたが、議会のたびに言っていることが改善されないということは、この問題は交通事故ということに限らず、組織の命令系統の問題、職場全体のモラルの問題であるということは明白です。

 早期退職者の数ばかりが増え、財政改革プランの中でも、職員の削減目標ばかりがプラン以上のスピードで進んでいる現状を考えると、組織体制に大きな問題があることは間違いありません。

2.益田市冬期生活緊急支援事業について
 原油の高騰が様々な形で家計に影響を及ぼす中で、市民税非課税世帯(5,500世帯が対象)に冬期生活緊急支援として5,000円、総額にして2,900万円を配布するということです。
 原油が高騰し始めて、生活に影響が出始めたもう少し早い時期にこうした政策を打ち出したならもう少し格好がつくと思いますが、遅きに失した感は拭えません。
 財政非常事態宣言の益田市ですから、費用対効果等を考えてはできない政策です。
対象世帯の皆さんには少なくとも益田市でこのお金を消費して、有意義に活用してくれることを心からお願いしたいと思います。

3. きのこハウスの現状及び今後について

 12月議会で3,000万円の増資を議決しましたが、その後のきのこハウスの状況についての説明がありました。
 増資の目的として挙げていたスプリンクラーの設置工事ですが、12月議会の後の消防との協議の中で、代替案として窓の大きさや数を増やすことで対応できるということとなり、結局、680万円の工事で済むこととなり、2月中にはその工事が完了する予定であるという説明でした。

 どう考えても議会後の消防との協議でそんな代替案が出るようなら議会前にしっかりと協議したものを出すべきでは?と思うのですが、そういう方法しかなかったのでしょうか。

何にしても、まだまだ安定していない経営の問題が大きくのしかかります。
障がい児を持つ方々にとっては、益田市には子どもが大きくなった時にこうした施設があるということは非常にありがたいと言っておられる声もお聞きします。

エリンギは栽培がとても難しいきのこであるようですが、せめて安定的な生産量が確保できるような方策(2種類の菌の割合を変えるなど)はないんでしょうか。

 本会議では、専決処分の報告が2件、一般会計補正予算、介護保険特別会計補正予算など5件の特別会計補正予算が審議され議決しました。

 2件の専決処分は公用車による接触事故に係る損害賠償額の決定について
 一般会計の補正予算の主なものは以下の通りです。

 冬期生活緊急支援事業費 29,164千円
  市民税非課税世帯(最大で5,495世帯)に対して5,000円の支援
 萩・石見空港マラソン全国大会開催費 885千円
  平成20年10月19日開催 準備分

 今臨時会には益田小学校の子ども達が傍聴に来られました。
 小学校だけでなく中学校や高校なども積極的にこうした取り組みをしてもらえると市政も変わってくるかもしれません。
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