市内某所の海岸です。
益田市内には豊な自然環境が多く残っていても、海や川で遊んだ経験の少ない親が増え、その子ども達はそうした経験をする機会をあまり持てないという実体がありました。
それにより子ども達も経験できず、結局は幼少期に体験できるたくさんの不思議体験、感動体験をし損なってしまう。
一度世代間でそうした体験の引継ぎがされなければ、どんどんと途絶えてしまう。
「今の子どもは体験が足りていない」と評論されることは多くありましたが、それを解決する対策はほとんどとられていませんでした。
益田で育つ子ども達が豊かな自然体験ができる仕組みをつくりたいと、これまでその仕組みづくりに取り組んできました。
いよいよ今年の夏はその成果として、市内の保育所が高津川での川遊び、各海岸での海遊びに出かけています。
益田を体感する保育プログラムに基づいて、これまで危ないからなど、様々な理由で海遊びや川遊びに取り組んでいなかった保育所も、交流保育という形で保育所同士が連携し合って川や海で遊ぶ機会を作っています。
「益田の子ども達は小さい頃から益田の美しい“海・山・川”に親しんで育っています。」
と大きな声で言えることは、益田の大きな自慢になると思っています。
さて、教育委員会が2年間かけて作り上げた副読本「益田ふるさと物語」が完成しています。
この副読本は、小学校4年生から中学校3年生までの全児童生徒に配布し、社会科、理科、道徳、総合的な学習の時間や朝読書等で活用することとなっています。
中身は読み物の形式になっていて、非常に読みやすく分かりやすい内容となっています。
担当された皆様に心から敬意を表したいと思います。
ちなみに、1冊 1,000円で教育委員会学校教育課(市役所西分館 TEL 31-0445)で販売もしています。
3月定例会の一般質問で一般販売も考えるべきと提案していましたので対応をしてもらえたようです。
内容としては、社会・文化編、理科・自然編、地域・文化編、資料編等計49のテーマから構成されており、縄文時代から現代までの益田市の様子や20地区すべてを網羅した内容となっています。
以前にこのブログでも紹介した韮草山の一等三角点についても書かれています。
益田ふるさと物語について、興味のある方は教育委員会まで問い合わせてみて下さい!
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