次の世代のために 今できることを

地域医療対策特別委員会

今日は地域医療対策特別委員会が美都総合支所にて開催されました。

合併後、議会として赴くのは今回が初の試みとなります。

9名の地域の方々が参加し、特別委員会設置までの経緯についての説明と美都地域の医療体制の現状についての意見交換が行われました。

日赤の医療体制については、医師の数も平成14年に50人であった体制も今は36人まで減っています。診療科の数も少なくなっています。
先日も野球のボールが目に当たった子が浜田まで救急搬送されたとのことです。
ガンの治療も、術後の放射線治療が日赤では受けられないそうです。

地域の方からは、美都地区では平成17年に診療所ができたことで、地域の高齢者はとても喜んでおり感謝しているという意見が最も多く、赴任している先生も地域医療に非常に熱心な方であるとのことでした。

住民の気持ちが医師の志を支え、育てていくのだろうと感じさせれられました。

また、今日出席していた保健センター長の話の中で、休日受診者への対応策について、新市長の方針はまだ分からないが、以前から内部で検討してきた益田市として休日診療所を開設したいと考えているという発言がありました。


さて、主に病院勤務医の不足という全国的な「医師不足」問題ですが、問題のポイントとしては大きく次の4点が挙げられます。

 ①医師の高度化やサービスの多様化、高齢化による仕事の増加

 ②医師以外の看護師などのスタッフの不足

 ③夜間や休日の連続当直などの劣悪な労働環境

 ④医療費抑制政策にともなう医師養成数の削減

全国的な問題となっている事実を見る限り、議会として国への制度的な働きかけが必要であることは間違いありません。
また、市民にこうした病院の現状を知ってもらうことが地域医療を守ることにつながっていくことでしょう。

委員会では今後、匹見総合支所での委員会開催、シンポジウムの開催なども計画していくとのことです。
小さなことですが、できることから踏み出すことが大切であるように思います。
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