次の世代のために 今できることを

次の世代に引き継いでいける地域づくり

以前から中山間地域を多く抱える益田市が今後10年先、20年先のこうした地域の将来像をどう考えてまちづくりを進めていくのかということについて、いろいろと質問をしていても釈然としないものがありました。

それは、益田市でも地域振興策として様々な事業を実施していますが、地域のどのくらい先の将来のことを考えて実施しようとしているのか中長期の展望を持った戦略に見えないからでした。

そうした中で匹見地域では、匹見総合支所を中心として益田市社会福祉協議会匹見支所・JA西いわみ匹見支所・美濃商工会匹見支所・匹見郵便局の5つの機関によって、「益田市匹見地域づくりプラン連絡・調整会議」という組織を平成20年10月に立ち上げ、匹見総合支所の全職員で戸別聞き取り調査を行っていました。

その目的は次の3つ。

1.暮らしの状況を知り、これからのことで考えていることや行政・関係機関への要望を聞く。

2.これからの地域づくりを地域の皆さんと地域の団体が一緒になって進めるために地域の状況を共有する。

3.これから地域で暮らしていくために様々な問題に対応できる地域運営体制をつくる。



そして、この聞き取り調査のとりまとめと、この調査に基づいた報告と提案がまとめられた冊子が先日議員に配布されました。



非常によくまとめられていますし、これから地域として目指す方向性が具体的に示されています。

報告書には、

「この報告書が匹見地域の出発点と考え、次の世代に引き継いでいける匹見地域をつくっていくために地域の皆さんと連絡調整会議が協力して匹見地域づくりに取り組んでいきましょう。」

と書かれており、地域振興を行っていく目的が明確に示されています。

どこの中山間地域も抱えている大きな課題に対して向き合い解決していくことが、今後の益田市全体に明るい展望を見出すように思います。

大きくぶれることなくしっかりと目標に向かって進んでいけるようできる限り応援していきたいと思っています。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「活動情報」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事