釈迦如来坐像 制作中
この状態から全体を整え仕上げに入ります。
左右対象でとてもシンプルですが微妙な表現で全く違うお姿になります。
このお釈迦様のお姿は時代によってバランスが異なります。その時代ごとの流行があるのです。
平安時代は少し胴体を長く表現し膝の巾を縮め少し縦長を表現します。そのため、上に引っ張られているような軽いイメージになります。
鎌倉時代は全体のバランスを正三角形をイメージし、横巾を広くとります。そのためどっしりと座るお姿になります。
私は現代の好まれるお姿を考え、どちらかと言うと平安時代の軽くみせる方法と優しさを表現出きるように考えております。
また、私独自のお顔の表現を考えて制作しております。
まだまだ未熟ですが先人から学んでより研究して参りたいとおもいます。