仏像彫刻と共に歩む侊慶の記録

仏師 紺野 侊慶の記録

聖観世音菩薩立像3

2010年11月15日 | 侊慶の作品制作
次は取り付け作業に移ります。

足の底にゲタと言う長方形の板を取り付けます。


そして台座にもゲタと同じ位置に穴を開け、その足の底のゲタが刺さるようにします。


こうして台座と本体を固定させるのです。

このゲタの方法は、大きな仏像でも同じやりかたです。

今回は特別に本体の底に穴をもうひとつ開けました。
  
この穴はなくなられた方のお骨を入れるためのものです。

ご供養の為の観音様を制作致しました。合掌

このような仕事をさせて頂くことは、仏師の冥利につきます。
  


※柿の小物入れを制作いたしました。
香合やお茶の道具やちょっとした小物を収納しておくのに最適です。
ケヤキ材に少し着色を施した一品です。
仏像以外にこのような制作も行なっています。
 

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