葡萄のパネルを完成いたしました。
続いて菖蒲のパネルも制作いたしました。
花や葉を軽く見せるため裏から余分な厚みを削りとります。
額にはめて完成させるやり方もあるのですが今回はシンプルに裏から色の付いた板を張り付けました。
違う色の板を張ることにより更に彫刻を引き立たせる事が出来ます。
薄い板の中にどれだけの立体感を出せるかが平面の彫刻の難しさです。
一番高い位置にある葉と奧にある葉の離れ具合や角度のバランスなどを考えて更なる遠近感を考えるのです。
実は仏像彫刻にもその考え方は使われているのです。
その様な事も今後ご説明できればと思っております。