仏像彫刻と共に歩む侊慶の記録

仏師 紺野 侊慶の記録

木彫刻2

2011年01月05日 | 木彫刻

欄間や唐狭間は、仏像と違い決められた厚みの中にどれだけの立体感と空間の構図が表わせるかが決めてとなります。

又、高い位置に飾るためその事を想定し角度を変えて彫るのです。

仏像に共通する部分もありますが、それ以外に違う技法が要求されます。

裸龍の看板

裸(はだか)龍とは、雲や水波を構図から省いて龍そのものを表現する事を言います。

裸龍は、構図のバランスが難しく図面を制作するのに時間のかかる作業でした。

又、前回お話ししました唐狭間の鳳凰と違い空間を抜かず板のまま彫る為、手間の掛かる作業となります。

これも龍と同じ技法で作った牡丹の彫刻です。




木彫刻は初心者でも制作できる物があり、彫刻刀を初めて使う方にも楽しんで頂けます。

生徒の皆様が制作した彫刻作品です。

皆様も是非、制作に挑戦してみてはいかがでしょうか。






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