エポニーヌのおかげでコゼットの所在を知ったマリウスは、早速向かいます。
ここで流れるのが『プリュメ街』
(前半はコゼットソロ。後述します)
エポニーヌの案内でコゼットの家へ向かうシーンです。
マリウス:緑 エポニーヌ:オレンジ
二人:赤
燃える太陽の矢が胸に飛び込んだ
そして僕の人生に天使たちの音楽
エポニーヌ 君のおかげだよ
僕をここへ連れてきてくれた
僕は飛ぶよ虹の空へ
突き刺さる彼の言葉が
彼が求めたら捧げてしまう
みんな あげていいの
熱く命に触れた人
行こう 待つわ
あーー切ない。
コゼットしか頭にないマリウスと、
そんな彼の背中を見つめるエポニーヌ
なんて罪な男なんだマリウス。。
コゼットの家の門を乗り越えたマリウスは2階にある彼女の部屋の窓に、石を投げます。(このシーンが可愛くて好きな人も多い)
マリウスに気づいたコゼットが急いで表へ出ると、感動的な2人の再開。
映画版だとマリウスは中に入らず門の外にいますが、舞台版はより親密になっている感じがします。
(でも映画版の構図もドラマチック)
そして、『心は愛に溢れて』
マリウス:緑 コゼット:ピンク
二人:赤
溢れゆくこの思い 君を困らせた
あぁ君の名前も知らない
教えて どうか 僕に
この愛を恐れない
僕はマリウス・ポンメルシー
コゼットです
何をいえばいい なんにも
愛に 触れて
夜さえも まぶしいよ(わ)
もう離さないよ コゼット コゼット
切れない絆ね
夢か?いいえ
ひゅー!!!
ピュアー!!!
マリウスの純朴さが引き立ってますよね。
「もう離さないよ」って歌うんですが、コゼットに触れる勇気はないので、めちゃくちゃ照れながら歌うところが可愛い。
再会して熱いハグ、とかじゃなくて
あくまで初々しさが強調されている感じがすごく好きです。
そりゃ夜も眩しく見えるわ…。
しかしこの後、マリウスは革命に参加することに。そしてコゼットは、父バルジャンと共に街から逃げることになります
(その背景はコゼットの時に話します)
コゼットに会えないかもしれないと
またも落ち込むマリウス。
仲間たちに鼓舞され革命に参加することを決意しますが、結果的に自分だけ生き残ります。
絶望の淵にいた彼を支えてくれたのが、コゼットでした。マリウスはコゼットのためにもう一度生きる力を取り戻し、一生愛することを誓うんです。
ヘタレプリンスみたいに扱われることもあるマリウスですが、結果的にコゼットを一途に愛している姿を見ると本当にいい人なんだろうなと思います。
金持ちだからって鼻につく感じもないし。
終盤、バルジャンの遺書を読むコゼットを抱きしめるシーンにもマリウスの誠実さが表れています。
泣き崩れるコゼットを何度も抱きしめ、
何も言わず優しく包み込むマリウス。
羨ましいわ……
素直さ故に迷いが多いのもまた、マリウスの人間らしい1面であり愛らしい所です
バルジャンも彼の人間力を見て、コゼットを託せると感じたんだと思います。
あと個人的にマリウスの好きなシーンが
2つあるので紹介します!
(全部好きですけどね)
コアな部分かもしれないのでぜひ映画とか舞台で確かめてください!
バルジャンが自分の過去をマリウスにだけ告白するシーン。
昔パンを盗み19年間囚人として暮らしたこと、仮出獄後に身分を捨て逃げたこと。
衝撃の告白を聞いたマリウスは、
バルジャンに問いかけられます。
誰だ 私は?
そしてマリウスが呟くように答えます
ジャン・バルジャン…
Who am I?(私は誰だ)
というのが作品の中に何度か登場する曲なので、そのリプライズになっているのですがこのシーンめっちゃ好き。
(特に映画)
コゼットにはこの事実を伝えないでくれと頼まれたマリウスは二つ返事で引き受けます。こういうところも誠実。
次のシーン!
マリウスとコゼットの結婚式に詐欺師の宿屋夫妻が紛れ込んでいたんですが、その正体に気づいたマリウス。
(簡略に説明してます)
宿屋の夫、テナルディエに近づき小声で
出ていくよう脅したり、最後には勢いよく殴るんです。珍しくマリウスがカッとなってるんですよね。
男らしいマリウスの一面が見れてグッときます。
もちろんエポニーヌの片想いに気づかないところなんかは何とも言えない気持ちになりますが、レミゼの光でありながら人間らしい所を持っていて、凄く好きです
エディ・レッドメインが演じた映画のマリウスは全女子に見ていただきたい!!
舞台版では、海宝直人さんが演じるマリウスが大好きです。
山崎育三郎さんも演じてましたね。
2回に渡ったマリウス編で、彼の魅力が伝わったでしょうか?
今回はここまで。
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