ある日、そのお店に救急車が来て、数日後に訃報の張り紙が出た。
通夜と告別式のお知らせを張り出したその紙で、亡くなったのが誰なのかを知ることとなる。
まだ若い、あの店の店長だろう。
あの日からお店には灯りが灯らなくなった。
帰り道、自然と目に入った店内の柔らかいオレンジの照明と、甘い匂いはもう無い。
人気のない、真っ暗な店内。
暗い夜道を帰路につきながら、同じ場所で切ない気分になる。
なくなって気がついた、意外な存在感と、喪失感。
いつか灯りが灯るのではないか、そんな気がしてならないのは、なぜだろう。
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