注文住宅のクラフトホーム/東久留米市の工務店ブログ

自然素材を使った注文住宅「永持ち・快適・エコ」な住まいをご提案する東久留米の工務店。設計担当が日々思うことを綴ります。

住まいの可変性って?

2009-09-24 09:53:50 | クラフトホームいろいろ

こんにちは、東久留米市にある工務店のクラフトホームです。

最近「住まいの可変性」という言葉を耳にした事はありませんか?       
家の寿命が延びてきた事により、「可変性」は大切な住まいの性能のひとつと考えられています。

今とっても気に入って作った間取りでも、いずれは生活に合わない部分が出てきます。
それは住んでいる家族のライフスタイルが変化するからです。その為に必要なものが「住まいの可変性」なのです。

なぜ可変性が必要なのか?
家族のライフスタイルは時間とともに変化します。
結婚、出産、子育て、子供の独立、定年退職…などなど。
家族の人数や生活スタイルは、だいたい10年おきくらいに大きな変化があります。
今では長期優良住宅もスタートし、家の長寿命化が進んでいます。
家そのものは長持ちするのに、家族の生活に合わない間取りや仕様のままであれば、住みにくい家となってしまいます。
そこで、「住まいの可変性」が重要になってきます。

「住まいの可変性」とは?
必要に応じて間取りの変更がしやすくなっていると言う事。設備が古くなった時に取替えが簡単なような配管してあったりして、
その時々で住みやすい家に変化できる、間取りの変更や設備の入れ替えがしやすい、「リフォームがしやすい家」という事です。

具体的にどんな家なのかと言いますと、結婚当初の夫婦二人の時は、大きな部屋で使い、
子供が出来て個室が必要になれば、間仕切りを設けて2間に分けられるようにドアを2ヶ所設けておき、
子供が巣立ったら、また大きな部屋に戻す、というような簡易なことから、子供も巣立ったので、2階全体の3部屋をまとめて大きな部屋に変えて住みたい…などの
大掛かりな間取り変更や水周りの位置を大幅に変更…などにも対応できるような構造の家ということです。

ちなみに、3階建ての場合、内壁に耐力壁を設ける必要がある所が多く出てきますので、間仕切り壁を撤去できるようにしておく事が出来にくいことが多くなってしまいます。

家を長く大事に使えるように、今の時代の建物は変化しています。
長く使える素材選びや構造、断熱や壁内通気など考慮の上、建設費用の予算組みも必要ですね。




設計 山崎 高枝


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