神戸大学オフショアセーリング部

神戸大学体育会所属「神戸大学オフショアセーリング部(KUOSC)」のブログです

ADELAIDE jr. 須磨整備 春

2021年03月25日 | 日記
徳山君がめちゃくちゃブログ書いてくれてますね。便乗して僕も書いときます!


今回の目玉

オズモシスシンクの排水コックの交換



オズモシスとはとはヨットの癌

上架してあら絶望。去年は左舷後方に数えられるだけしかありませんでしたが今回は左舷後方ほぼ全面と右舷キールに発生していました。

時間もお金もありませんので月単位で行う本格的な治療はできませんでしたが、見える限りの膿は抜け切れたと信じてます。オフショアの旗艦でさえもこんな重病を患っているとは……ぴえんぴえん🥺


今回はオズモシスを見つけ次第

潰す中の液体をキッチンペーパーなどで吸い出すパテ盛り船底塗料

という流れでした。



で、で、で!!

一番僕が今回嬉しかったのは

パテ盛りの丁寧さとその後の削って均した滑らかさ

これは一回生がほとんどやってくれてもう、まぁ、素晴らしい、この一言で尽きます!



こんなボコボコだった船底が




こんな平らに滑らかに!!!
冗談抜きで手で撫でても段差ゼロで全く分かりませんでした!控えめに言って最高





次はシンクの排水コックの交換


今まで真鍮のコックを使っておりましたが、将来的なことを考えてプラスチック製のものに取り替えました。

これが、まぁなかなかハードでしてね。

作業自体は簡単なはずなんですが、新しいコックがデカイってのと取り付け場所が狭く回せない。(ねじ式)そこで、さっそく7000円もする上質なブツのハンドル部分をノコギリで切り落とし短くするという荒技に出ることに。



これが、、、




こう!案外簡単に切れました。




次に部品をつけていきます。全てのパーツはネジ式なのですが、ネジの溝部分に止水テープをつけて止めます。イメージで言ったらパッキン的なもの。巻く方向、回数、巻き始める場所。すべてGoogle先生に教えてもらいながらしっかりやっていく。

水面下パーツなので結構シビアに。

テープ巻いてパーツつけるだけの簡単な作業のはずなんですがこれがまた難しいんですよ。


まずはネジの溝に巻く。

(時計回りで、とか先っちょから2段目の溝から、とか色々守らなきゃいけないことはあります)



巻いたら部品を回して付けていく!

けど
これは失敗例!!
こうなると浸水してきます。



外してみるとこんな感じでどんどんと先端部の止水テープが押されていき無防備になっていることがわかると思います!


これ4回くらいやりました。控えめに言って一人でキレてました。ガチギレです。


心の平安のために音楽は必須。


僕はこのShe&Himというバンドが好きでよく聴いています。ボーカルは「500日のサマー」で有名なズーイー・デシャネルさんという女優さんです。1960年代の雰囲気を漂わせたメロディ、さらに声がこれまたとても良いんですよ。おすすめです。ぜひ聞いてみてください!

https://m.youtube.com/watch?v=Ni75mYuwvlg






おっと!

雑談してる間に完成しましたね!



完成した時は嬉しすぎてコックを6回くらい無駄に捻りまくりました。許してください。



長々と何のためになるかわからない整備記録を書き連ねてしまいました。5年後、10年後かかわからないですけどいつか役に立てれば嬉しいです。



最後にひとこと

 初めて責任者として整備を行いました。天候に恵まれずかなり予定が狂いましたが無事終わってよかったです。下架して当日回航しました(英慎さん、お忙しい中ありがとうございました)。自分の艇が下架されて走り出したときの安心感、気持ちよさ、達成感は半端なかったです。

今回の整備に携わっていただいた方々、ありがとうございました。せっかく整備したのでいっぱい乗り倒してまた整備しましょう!



文責 山田陽平



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