Kyoto Univ. Rowing Club GIRLS !

京大ボート部女子部の公式ブログ☆女子部員が交代で書きます。お楽しみに!

ALBUM

刺激。

2017年03月24日 21時32分37秒 | Weblog

こんばんは。
学部を卒業された先輩方、本日はご卒業おめでとうございます。

今回は、そろそろ終わりをむかえる冬期の練習ついてお話しますね。
この冬、私はいろんな方から刺激を頂きました。


1月。
デンマークからの招待選手、MATHILDE。
2016年世界U23選手権 軽量級ダブルスカル9位 の選手。
彼女とダブルに乗ると、水の掴み方、身体の使い方が全く違い、大きな衝撃を受けました。彼女に「どうやったらあなたのようなローイングが出来るの?」と食いつくように尋ねると、
『キャッチはソフトに、スライドは等速に。』と、彼女は自分の漕ぐ姿をコマ送りしながら、繰り返し丁寧に教えてくれました。
彼女の漕ぎ方は、今まで私が理想としてきたものとは違っていて最初は戸惑いました。けれど、興味本位で真似してみると艇速が伸びたため、これはいものを見つけたと思い、彼女の漕ぎ方を追求し始めました。この追究の過程で、『理想の漕ぎを人工的に作ることが私達には必要だ』と思い至りました。この“人工的”というのがミソなんです!
またこれと同時に、自分が今まで感覚的に漕いでいたことを激しく悔みました。

2月。
アイリスオオヤマの岩本さん。
関西学連主催の集いにて、岩本さんのボート人生をお聞きしました。
『毎日101%の努力をすること。』
『自分だけが強くなるのではなく、ライバルを育て、互いに強くなること。』
自分が強くなることしか考えてなかったけれど、「みなで切磋琢磨し、その中で自分も強くなってやろう。」と思い直しました。それからは、自分が持ちうる技術は惜しみなく周りに発信し、周りにいいネタがあれば教えてもらっています。そんな関係や習慣を根付かせようとしています。

3月。
食事会にて、コーチから、『ボートの理想の漕ぎは、既に存在していて、僕たちがするのは木彫りのように掘り起こしていくことやで』と教わりました。
1月からマチルダの漕ぎを追究して再現しようとしてきた私には、コーチのこの言葉は響きました。
ローイングとは、パワーで艇を進めるパワフルなスポーツではあるけれど、一方で、漕ぎ方の答えはすでにそこにあって、それを丁寧に丁寧に掘り起こしていく、追究していく、そんな繊細なスポーツだと思いました。

さらにこの会では、cox経験者であるコーチと、我らのcox高橋(一回生)とのcoxトークが繰り広げられていました。
すこし内容を紹介すると、
艇速について、コーチ曰く、
『(艇速の)いい時って、ジェットコースターのようなんや。内臓がもってかれる。止めてくれっ!って思いつつ、止めないでくれっ!とも思う。ゾクゾクするんや〜』
coxについて高橋曰く、
『coxとはアンプみたいなのもだと思います。艇の声を増幅させる役割だと思っています。』

漕手陣は、この2人のcoxトークの盛り上が様に若干引いていましたが、coxとはこんなにも艇と自身とを一体にいている存在なのかと、驚きました。“艇となったcox”の感覚をもっともっと伝えてもらって、客観的に艇の状態を知ろうと思いました。
また、そのゾクゾクをいつか必ずcoxに味わらせてやろう!と密かに思っています。

この冬期は、色んな方から刺激をもらって、とても濃い時間を過ごせたと思っています。けれど、満足はしていないし、まだまだ成長が必要です。これからも貪欲に良い変化を求め続けます。

色んな角度から試行錯誤して刃をくわえ、理想の漕ぎを掘りおこし、そしてさらに、理想の漕ぎを人工的に再現する。
これらを試合で体現できるように精進します。

最後に、例の食事会の写真を載せますね。
約1年半、大変お世話になった智郷さん(学生コーチ)の送別会でした。



三回生 漕手
野崎 舞

エッセン部屋とエルゴルームと寝室が分かれているってね、すごいことなんだよ、感謝×∞だね。

2017年03月02日 20時35分38秒 | Weblog

こんにちは。

女子部の章、二宮は2月24日〜26日の日程で島根大学の合宿に遠征させて頂きました。その報告です。

 

1日目はリギング乗艇、2日目の午前にTT、午後は漕ぎこみ、3日目の午前は2000m並べ3本、午後はテクニック重視の乗艇と並べ1本でした。

 

向こうは片道最大2500メートルの直線コース。放流量は軽く300トンあると思います。午前は荒れる上、片道で4回くらい漁船が通ります。一番丸の波の比ではないです。向こうの人は波で止まらずに、波に乗るのだとか。

 

海外選手の漕ぎを題材に、杉藤コーチにレクチャーして頂きました。個々の漕ぎに対しても艇上、ビデオでフィードバックして頂き、改めて目指すべき漕ぎと現状とのギャップを認識しました。

 

今回の遠征で一番感じたことは、瀬田川は温室だということです。瀬田には何でもあります。タイトルで察して下さい。コース、艇庫だけではありませんでした。マネージャーが勝手に帰って8kmTTのタイムが残らない、何てことは京大ではあり得ません。同じ日本一を目指してサポートしてくれるスタッフ、日本一のエッセン、本当に感謝です。日本一を本気で狙う京大ボート部の一員であることを強く意識させられた遠征でした。

 

今回、このような機会を与えて下さったことに非常に感謝しています。杉藤コーチ、島根大学の皆様、現地で合宿を共にした他校の皆様に改めてお礼を申し上げます。今回身をもって学んだことを成長の糧に、女子部一同、これからもパワーアップを重ねていきます。

 

 

【おまけというかこっちがメイン】

寒い

島根といえば出雲大社。濱口さんの縁結びをちゃんと祈願しました。

ちなみに章さんがぬめぬめして汚いと言ってたこの水は、日本でも有数のパワースポットです。

 

鳥取大学さんのご厚意で、レンタカーに乗せてもらいテルサの湯へ行きました。感謝×∞です。

 

『卵一つで中華スープ』は作るのが難しい。溶け玉汁ができました。こんな京大女子に対して鳥取大学男子は完璧なスープをつくりました。

 

記念の一枚。皆いい人です。私がしゃがもうとすると、章さんは身長がごまかせないので必死で抵抗してきました。
詐欺じゃなくて工夫、by章さん

 

 

 

 

 

 

 

そうそう、帰ってきたらスクワット85kg持てるようになりました。

 


京大ボート部PV2014