今朝は冷え込み、我が雅無亭近くに朝霧が濃く立ち込めました。
一転して日中は秋晴れ、気持ち良き日です。
石崖に、朝陽が射して
秋空は美しいかぎり。
むこうに見える港は、
蝸牛の角でもあるのか
『今度生れたら……』
海員が唄う。
『ぎーこたん、ばったりしょ……』
狸婆々がうたう。 (中原中也・港市の秋)
それはさておき、
久しぶりに国文学の大発見です。
藤原定家の「源氏物語」写本が新たに見つかりました。源氏物語の第5巻「若紫」。
鎌倉時代初期に活躍した歌人、藤原定家(1162~1241年)が書き写した「源氏物語」のうち、1つの巻が東京都内で見つかった。
三河吉田藩(現在の愛知県豊橋市)藩主を務めた大河内松平家の子孫、大河内元冬さん(72)が2019年2月ごろ、東京都内の自宅にあった木箱の中から発見した。(日経新聞)
中に、十ばかりにやあらむと見えて、白き衣、山吹などの、なえたる着て走り来たる女子、あまた見えつる子どもに似るべうもあらず、いみじく生ひ先見えてうつくしげなる容貌なり。髪は扇をひろげたるやうにゆらゆらとして、顔はいと赤くすりなして立てり。(源氏物語・若紫)
18歳の源氏の君が(数え年だよ!満年齢じゃなくて)10歳くらいの女の子を見初めて、
「ヤリタイ」と申し込んで断られた、
っつー、なんともまぁ今から見れば、犯罪的なお話です。
「京極黄門定家卿」とありますがな( ゚д゚)ウム
中納言だった藤原定家もまた「黄門様」だったんっすな\(◎o◎)/!
(中納言は黄門・大納言は赤門、加賀大納言前田家の屋敷跡にある東大は赤門)
権中納言藤原定家
チャオ( ´Д`)ノ~バイバイまたねーお気軽にコメントどうぞ_(._.)_