男
「フッー、フッ、フッツ、フッ、、フッ、イっ、イッ、、、、」
ドカーーーーン!!!
壊れたPCを地下の廃棄収集所に、
思い切りなげると、耳をつんざくゆな音が当たり一面に響き渡った。
男
「何で、こんなゴミ捨て作業を俺たちがしなきゃいけないわけ??」
女
「もう!そんなプンプンしないの。もうこのコロナ禍で、業者もまわってくるのが、
大変なんだから、自分達で、出来る事は、やらないとダメよ!」
男
「まっ、それなー。」
女
「はいっ!次、次!」
横浜駅西口から、徒歩3分。
とある鶴屋町の古びたビルの地下2階。
営業第一科のアシスタントマネジャーの勇と
経営企画部の事務、恵子は、たまたま居合わせた、
地下二階の廃棄収集所にいた…。
勇
「恵子さん、ちなみに在宅は、何して過ごしていたんですか?」
恵子
「そっ、そうね~。専らキュウリの栽培かな??」
勇
「えっ?キュウリ??うわ~~美味しそうですね!!ちなみになぜキュウリを??」
恵子
「そっ、そうね~~~!!やっぱり、使い勝手がたくさんあるじゃない。。」
恵子は、そう言って…ダンボールを下に敷き、座りだした…。
恵子
「ほらっ、アンタも座りないさいよ!」
勇
「あっ、はい!!失礼します。」
恵子
「私なんかさ~、テレワークが続いて、本当腰が痛くなっちゃって…。」
勇
「わっ、わかりますよ~~!!会社の椅子って、しっかりしてるんだと感じました。」
恵子
「DAYONE~~♪」
勇
「ドゥんプスパ!DAYONE~~♪」
ガターーーン!!
大きな音と共に、
地下二階の廃棄収集所の電気が消えた…。
勇
「えっ?なん、、なんだ、、、なんだ…停電か?」
恵子
「ちょっと、ちょっと、チョリソーバイブス!勘弁してよ…。」
「私、暗いの駄目なんだからさ…。」
勇
「じゃあ、僕ちょっと入口まで行って」
ガサガサ!!
恵子
「キャッ!!何か今動いた??」
恵子は、勇の体にそっと身を寄せた。
勇
「うわっ!恵子さん大丈夫ですか?」
恵子
「ごっ、ごめん!!急に怖くなっちゃって…」
「手握っていいかな?」
勇
「全然良いですよ!!大丈夫です!!はいっ!!」
恵子
「あっ、ありがとう…。勇君…。」
恵子の少し汗ばんだ体から、
ふとラベンダーのかほりがした…。
勇
「恵子さん、すみません…。手握るのは、全然かまわないのですが…」
「今握っているところは…。」
「すみません、僕の愚息でございます。」
恵子
「キャッ!!ごめんなさい!!!暗闇でわからなくて…」
「じゃあ、ここら辺かな…ギュっ」
勇
「けっ、けっ、恵子さん…。」
恵子
「はっ、はいっ?」
勇
「大変申し訳ございません。」
「え~~~、そこは私のキャン玉ちゃんでございます。」
「わざとじゃないんですよね??」
「僕としては、嬉しいのですけど…こんななっちゃってますけど…。
恵子
「キャッーーーーーーーー!!」
勇
「キャーじゃないですよ!これどうやって、責任とってくれるんですか?」
恵子
「ごめんなさい!そうゆうつもりは、無いの…。」
勇
「責任とってくださいよ!責任!!」
恵子
「えっ?ここで??」
勇
「そうですよ!!!もうこれじゃあ、仕事になんないですよ!!
恵子
「無理!無理!絶対に!」
勇
「そりゃないよ!!!勘弁してくれよ!!すぐ終わるからさ!!」
恵子
「ごっ、ごめんなさい!本当無理です!!」
勇
「たっ、頼みますよ!手で良いから…」
「もう、我慢できねぇ~~~~!!チュオーーーーーーーーー!!!!」
恵子
「たっ、たっ、助けて~~~~!!ヘルプミィーーーー!!」
ドカーン,ドコドコドドカァーン
地下二階の廃棄収集所の入口が、開いた。。
男
「あっ、すみません。私、廃品回収業者の和田と申しますが…。」
勇と恵子は、顔を見合わせた…。
勇、恵子
「うんぱねぇ~~~~~~~~~~~~~!!!」
和田
「限度ねぇ~~~~~~~!!!」
お後がよろしいようで。
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本日の一句。
「文春砲 あまりにも強い 攻撃です」