駐車場上に車を止めて寺に向かった。細い道を歩くとしばらくで高い石垣が見えた。高くて立派、でも新しそう。「おや石の形や組み方がが違うな」右面は加工した御影石、左面は扁平状の自然石。この石はきっと近くの川で採ったもんだろうと勝手に決めつけた。「右と左を変えたのには何か理由がありそうだ」又しても勝手な物語を作って楽しむ自分がそこにいた。 「遍路日記」より