今日は朝から夕方まで壬生町合併60周年記念シンポジウムを傾聴して来ました。「みぶ車塚古墳の時代」-古墳時代終末期における大型古墳出現の謎を探るー と題されたシンポジウムです。二部構成で第一部は車塚古墳の過去と未来という項目で「車塚古墳・牛塚古墳発掘調査から見えてくるもの」として、今回発掘調査を実施した東京学芸大学・茨城大学から成果について報告がありました。第二部は大型古墳出現の謎を探るという項目で「群馬県の終末期古墳の様相」(右島和夫氏)・「栃木県の終末期古墳の様相」(小森哲也氏)の講話があり、特別講演として、「関東の終末期古墳からみた”みぶ車塚古墳”」と題し、専修大学教授の土生田純之氏の講演がありました。その後「古墳時代終末期における巨大古墳の時代」について総括・討論がありました。専門の話しが多い中でしたが、古墳時代へのロマンをかきたてるような充実した一日でした。
今日はひたちなか市にある虎塚古墳を観てきました。春と秋に壁画の一般公開があります。この秋の公開は明日8日までです。昭和48年に発掘された前方後円墳ですが、石室内部は今でもベンガラ色の鮮やかな模様が見られました。また、歩いて7~8分のところにある十五郎穴と呼ばれる横穴古墳群も観てきました。
ここが石室への入り口です。
石室内部は埋文センターの中にレプリカがあります。
センター内には石器時代から近世までの展示がなされていました。
十五郎穴と呼ばれる横穴式古墳群です。