航空機のビジネスクラスに乗り、米国インディアナ州の姉妹都市に出張していた富山県高岡市の角田悠紀市長(40)が15日午後、成田着の全日空機で帰国した。
【写真】米国から帰国後、リムジンバスで成田空港から羽田空港へ移動した角田悠紀・高岡市長(右)=2023年10月15日午後4時39分、羽田空港、朝倉義統撮影
成田空港で角田市長は、朝日新聞の取材に「(ビジネスクラスの利用は)基準にのっとり公務内容で判断した。11月の台湾はエコノミーで行くので問題はない」と述べ、姉妹都市との交流について「しっかり道筋をつけた」と成果をアピールした。
ビジネスクラスを利用したのは、一行6人のうち市長や市議会議長ら4人。出費の妥当性を巡り9日の渡航前から記者会見で質問が飛び、物議を醸したが、市長は飛行時間や時差などを理由に変更しなかった。
市の説明では、航空機代や宿泊費などの業務委託料は1人あたり約183万円。記念品の準備などを含めると一行6人の旅費は計約1130万円だという。