イギリス海軍の正式採用腕時計がオメガなので、衣装担当が海軍中佐のジェームズ・ボンドにもオメガが似合うと5代目のボンドのピアース・ブロスナンからボンドの時計はオメガのシーマスターなったそうですが、採用理由はブロスナンがオメガのアンバサダーだったからとも聞きます。
いずれにせよブロスナンのオメガは「ゴールデン・アイ」から「ダイ・アナザー・デイ」まで一貫してブルーの文字盤とベゼルのシーマスターで、それは歴代のボンドの時計の代名詞であったロレックスのサブマリーナとは同じダイバーズでもまた趣がことなる、4代目のティモシー・ダルトンの「消されたライセンス」から「ゴールデン・アイ」までのブランクを埋めるに相応しい目新しさがあったと思います。
続く6代目のダニエル・クレイグのボンドもオメガを踏襲しましたが、プラネットオーシャンを皮切りにブロスナンのシーマスターとは一線を画した感じがしますが、同時に「スペクター」からロレックスのサブマリーナに寄せすぎな感じがします。
オマージュとも言えますが、オメガらしくないというか。
また、「スカイフィール」のアクアテラは原作のボンドのロレックスのオイスターパーペチュアルのオマージュかと思いますが。