1950年代にF1グランプリに参戦した経験を持つイタリアのレーシングエンジニアリング会社のゴルディーニ。その名前を一躍有名にしたのが、ルノーの小型セダンのR8をベースに開発されたR8ゴルディーニ。1964年に登場したR8ゴルディーニは、この年のコルシカラリーにおいて、2位を除いた1 - 5位でゴールする快挙を達成したそうです。
1969年にゴルディーニはルノーに買収され、以降のゴルディーニの名前を冠したモデルは登場していませんが、ルノーは今月ゴルディーニの復活を宣言。ルノーのモータースポーツ部門、ルノースポール内のファッショナブルな新ブランドという位置付けで、ルノースポールがモータースポーツで培ってきたスポーツグレード、その名もルノースポールにゴルディーニの名前が使用されるそうです。
で、早速ルノーはトゥインゴにR8ゴルディーニと同じくフレンチブルーのボディに2本のホワイトストライプを採用したゴルディーニ・ルノースポールを設定。2010年3月からヨーロッパで販売が開始され、ルーテシアことクリオにもゴルディーニ・ルノースポールが設定されるそうです。
現代に蘇ったゴルディーニのベースはルノースポールですが、R8ゴルディーニの出力はベースの2倍近くパワーアップされていたそうで、ファッションはもちろんパワーアップもやった方がもっと分かりやすいと思います。