2017年夏に7年ぶりの日本市場復帰を果たしたホンダのシビックセダンが、8月に販売を終了すると発表されました。
1月にマイナーチェンジしたばかりだと思ったのですが、、、、。
また、僕の最初の車は中古のEGのシビックでしたが、当時のシビックは今の日産のノートというか、そのノートに統合される前のティーダに近かったと思います。
今のフィットやトヨタのヤリスよりも大きく、VWのゴルフよりも小さい。
BセグメントとCセグメントの間というか、5ナンバーサイズで3ナンバーサイズのCセグメント対抗というか。
このBセグメントとCセグメントの間って、たぶん日本市場独特のサイズ間だったと思ってて。
前述した3ナンバーサイズのCセグメントがまんまゴルフだったり、プジョーの30■だったり。
それがトヨタが初代のヤリスこと初代のヴィッツを発売した時に、ゴルフの下のサイズとなるVWのポロやプジョーの106ら欧州のBセグメントとがっぷり四つに組んでいったと思ってて。
それは同時にそれまでのトヨタのBセグメント、カローラⅡだったり、スターレットだったりを否定した部分も否めなかったのではないかと思ってて。
ポロや106に対抗できない、みたいな。
そして、その流れは当然ホンダにも波及して、ロゴがフィットに取って代わるというか、ヴィッツもフィットもそれまでのカローラⅡやスターレットやロゴよりも販売台数はもちろん知名度でも上回った感じがあって。
一方で、BセグメントとCセグメントの間という曖昧なセグメントについては、ホンダとトヨタ及び日産で分かれたと思ってて。
前者は否定した一方で、後者はこの曖昧なセグメントを全否定しなかったというか、肯定したというか。
特にトヨタはカローラは5ナンバーのままでCセグメントに3ナンバーサイズのオーリスも用意して、初代のヴィッツから20年かけてオーリスを取り込む形でカローラを3ナンバーサイズのCセグメントに格上げした感があって。
対するホンダの方は否定、すなわちシビックの格上げとシビックと同じくBセグメントとCセグメントの間にいたインテグラ共々スポーティーな方に振った感じがあって。
それはトヨタが肯定したBセグメントとCセグメントの間の需要を、フィットやステップワゴンらミニバンで受ける一方で、当然取りこぼしもあったと思ってまして。
その取りこぼしをスバルのインプレッサやマツダのアクセラが拾うのを見て、シビックの再投入に至ったと思うのですが、そこはやっぱり覆水盆に返らずでセダンモデルのシビックセダンが今回の販売終了になったのではないかと思っています。
一方、日産もこの曖昧なセグメントを肯定し続けることで未来永劫取りこぼさない、BセグメントやCセグメントにわざわざ打って出る必要はないと判断し、それがノートの次期モデルは3列シートのミニバンになるかもしれないという本末転倒な事態に陥ってしまったと思っています。
もちろんホンダも日産も日本市場だけにこだわる必要がないからこそ、1月にマイナーチェンジしたモデルを8月に販売終了するという、一見無駄だと思う判断に至ったと思います。