以前6代目クワヒロカーとしてVWのゴルフ7を一時期所有し、新型のゴルフ8にも試乗させてもらったのですが、やはり所謂Cセグメントのベンチマークは変わらずゴルフ8だと思います。
また、代車としてゴルフ5やゴルフ6のハンドルも握りましたが、過去にゴルフ5もしくはゴルフ6を購入する選択肢もあったのではないかと思う時があります。
実際どのモデルなのかはわかりませんが、某国産車のメーカーの開発者がライバルを研究するためにゴルフを購入して分解したそうですが、そのコストの掛け方に国産車は敵わないと思ったそうです。
僕が某国産車のメーカーの経営陣だったら、開発陣のテコ入れに着手するところですが、現実問題Cセグメントのカテゴリーの中で輸入車にはあって国産車にはあるものがないと思います。
それは、ズバリ、
リアにエアコンの吹き出し口
です。
もちろんこれが走行性能になんら影響はないと思います。
ただ、ゴルフ7にこれがあったことによって、ゴルフ7が1台あれば全てを賄うことが出来る、僕がそう思う決定打ではありました。
恐らく唯一ホンダが10代目のシビック・ハッチバックに備えていたかと思いますが、あと総じてUSBポート、もしくは小物入れかと思います。
そして、国産車でリアにエアコンの吹き出し口を求めるとなると、トヨタのカムリやハリヤーになってしまうと思います。
すなわちゴルフ7のリアに乗れば、ゴルフ7よりも車格が上となるであろうカムリやハリアーのリアと同じ、少なくとも空気の流れを感じることができるという訳です。
一方で、国産車はココロも満タンにしてもカーボンスラッジが溜まることはないでしょうし(もっともコスモ石油でゴルフ7に給油したこたことはないのですが)、少なくとも4年と4万キロ未満で手放すこともないと思いますし。
よって話を前に戻すと、国産車のメーカーにはリアにエアコン吹き出し口の設置を考えて欲しいです。
それだけでゴルフとの差は大きく縮まると思います。
少なくともCVTが主の国産車においては、DSGが故障するかもしれないという不安を抱えることもないでしょうし、窓が落ちる心配もないでしょうし。
逆を言えば、ゴルフはコストを掛けている割には故障のリスクが高いことを自動車メディアはもう少しフューチャーすべきだと思います。
具体的には保証後にDSGが故障すると最悪70万円以上修理に必要だったり。
私自身の経験で言えば、昭和シェルのV-Power以外のハイオクを入れたり、高速走行が少ないと直噴エンジン特有のカーボンスラッジがエンジン内部に溜まって失火が起こり、やってみないといつまでもいくらかかるとも言えないエンジンのオーバーホールを強いられますし。
まさか2013年のカー・オブ・ザ・イヤーであるゴルフ7が、4万キロ未満でエンジンのオーバーホールを強いられる事態になるとは思ってもないですし。