後半戦がスタートしたイタリア・セリエAですが、勝手に今シーズンの前半戦を振り返ってみたいと思います。
現在首位に立つのはやはりというか大方の予想通りインテル。開幕当初は若干もたつき、マンチーニ監督の解任説も流れましたが、セリエA新記録となる12連勝のおまけつきです。
チェルシーからクレスポが復帰、ユベントスからヴィエラとイブラヒモビッチも加わった今シーズンのインテル。セリエA版銀河系軍団とも呼ばれていますが、スター軍団と言うよりクラブの理念に沿った外人傭兵部隊みたいなチームですね。結果が出てますから。アドリアーノも復調した感じですし、フィーゴのサウジ移籍も結局来シーズンに伸びたようですし、このままスクデットまで一直線といったところでしょうか。
そんなインテルを追うのが、2位のASローマ。昨シーズン同様トッティをCFに配置するゼロトップシステムを用い、今シーズンもセリエAで一番おもしろいサッカーをしていると思います。ただ。やはり選手層は不安が残りますね。何でもCFのポジションはトッティ本人が希望したみたい(30代になってトップ下は疲れるそうです、、、)ですが、その反動で生粋のCF、モンテッラは出場機会を求めてフルアムへレンタル移籍。ダイナミズム溢れる攻撃を支えるマンシーニ(ブラジル代表に何で呼ばれないんでしょうか?)もトッティとの対立が噂されてます。話はまたく変わりますが日本代表もゼロトップシステムを使ってはと思うのですが。僕がジーコだったら中田英、オシムだったら闘莉王をCFに配置しますね。
3位からはパレルモ、カターニャ、、、、エンポリ、、、トリノ、アタランタとまるでセリエB見たいですね。
で、ようやく12位のACミランに辿り着く訳ですが、厳しい戦いが続きました。しかし、一時はフィオレンティーナのトニとの交換トレードの噂も流れたジラルディーノがようやくエンジンがかかってきました。ロナウドもカッサーノも入りません。代わりにビッグイヤーが欲しいところです。
一方、ここ数シーズンセリエAを席捲してきたキエーボ・ヴェローナやかつてはビッグ7の一角であったパルマは降格圏内を彷徨っています。パルマのブダンとか高さに柔らかさもあっていいと思うんですけどね。出場停止のボリエッロに代わってミランに、なんて。