曇り空の京都です。午後からは雨も降るような予報が出ています。
今日は、仙洞御所の参観許可を受けている日でしたので、婆さんと9時前から京都御苑へ出かけてきました。
御苑は紅葉も進んでいて、すっかり秋の景色になっていました。これならば仙洞御所も「奇麗な紅葉を見ることが出来る」と期待も膨らみました。
仙洞御所は京都御所の南東に位置しています。周囲の木々も紅葉が進んでいました。
仙洞御所は皇位を退かれた天皇の御所ですが、建物は火災で焼失していて庭園だけが残っています。参観受付は、同じ敷地にある大宮御所の北門で行われています。
受付を済ませ、休憩所で係員の方から注意事項等の説明を受けてから参観がスタートします。
大宮御所から参観が始まります。「御車寄」と「御常御殿」があり、現在も使われているとのことで、今月の27日も天皇陛下が宿泊されると説明がありました。
その奥にある土塀の潜り戸を抜けると北池が広がっています。庭園は北池と南池とに分かれていて、周囲を歩きながら景色を楽しむことになります。
真っ赤な紅葉が目に飛び込んできます。参加者からは感嘆の声が上がりました。私たちは2度目の参観でしたが、やはり感動する一瞬です。
北池の周囲を回っていくと「鷺ノ森」と呼ばれる木立の中に入ります。
木立を抜けて「紅葉橋」を渡っていくと南池です。こちらも見事な紅葉の景色です。本当に良いタイミングで参観できました。
庭園の最も南には「醒花亭」という茶室があります。そこから見える南池や周囲の景色もとても綺麗です。
南池を一周して北池に戻りました。先程見た景色ですが、空が少し明るくなったからか、紅葉の色も鮮やかさを増したような気がしましたので、またシャッターを押してしまいました。
北門に戻る途中の木立も紅葉しており、これが「今日の最後の一枚」との思いで名残りの写真を撮りました。
約1時間の参観でしたが、本当に満足した時を過ごすことが出来ました。
帰りは、御苑の中を抜けてきましたが、ここでも紅葉をしっかり楽しんで来ました。
九條池の前にある「宗像神社」に寄ってきました。ここには「京都観光神社」というのもあります。境内は手入れがされていないようで、余計に寂しさを感じてしまいました。
「閑院宮邸跡」にも入って見ました。この時期でも華やかな庭ではありませんが、静かで落ち着きのある景色です。
烏丸通を下がって来ましたが、御池通のケヤキもすっかり紅葉していました。
午前中、約3時間の散歩でしたが秋を満喫した「贅沢」な散歩が出来ました。
今日の歩数は、11,487歩。
コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。