今日は青空は見えますが雲の多い長野。昨日より気温が下がって、冷たい風が吹いています。一週間に一度、私に掃除当番が回って来ますので、午前中に掃除を終わらせました。婆さんは二階の掃除やら片付けなどをしています。
昨日(28日)は、暖かな秋の陽射しに恵まれた一日でした。朝食後、婆さんから「用事で出かけるから、お昼には戻らないよ!車で何処かに行って来たら!」と言う有難いお言葉が。千曲市にある森将軍塚古墳に行くことにしました。
家から駐車場のある「科野の里歴史公園」までは車で約40分。そこから標高490mの古墳までは、約1km、歩いて30分程です。
森将軍塚古墳は長野県最大の規模で、古墳時代の「科野のクニ」を治めていた王の墓と考えられています。(国の史跡に指定)
歴史公園では11月3日に行われる「森将軍塚まつり」のゲートが準備してありました。
暖かな陽射しを楽しんでいる校外学習の小学生や、小さな子供達の姿がありました。
将軍塚は山の上。トレッキングのスタートです。
4世紀ごろの建物が復元された「科野の村」を過ぎると山道に入ります。
大した距離では無いのですが結構な勾配です。
トレッキングコースは山道なので、私は舗装された車道を歩きました。車道と言っても車は通りませんので安心して歩くことが出来ます。歩き易いのでこちらの道がお薦め。
紅葉は少し始まっている程度で、11月になりそうです。
覆いかぶさるような木々が切れ、空が見えて来ると古墳です。
なかなか立派な形をした古墳です。当時と同じ材料や工法で正確に復元整備されていて、古墳の形や大きさ、石の積み方なども当時と同じなんだそうです。 婆さんから「友達のお祖父さんが古墳の石積み作業をした」と聞いたことがあったのを思い出しました。
古墳から下りて来た小学生とすれ違いながら頂上へ。「こんにちは!」と元気に挨拶をしてくれました。
頂上からの景色はまさに絶景、お疲れモードの気分も何処かに消えてしまいました。
足元には「科野の里歴史公園」、遠くには雪化粧の始まった北アルプスです。
暫くの間、誰もいない古墳の頂上で景色を満喫。清々しい時間を過ごすことが出来ました。
元気が出ますので帰りは足も速くなります。下り坂なので当たり前ですが。
科野の里に下りて来ました。
ここには「古代米」を栽培している田んぼもあり、懐かしさを感じる古代の村の風景が広がっていました。
車に戻り家に帰ろうかとも思ったのですが、帰ってもお昼ご飯が無いわけですから、道路を渡って公園の反対側にある「あんずの里物産館」で昼食。
車で家に向かい走り始めて直ぐ、左手にこんもりとした森の様な場所に気付きました。駐車スペースがあったのでそこに車を入れました。看板と石の門が立っています。
成田山不動尊と鼻取地蔵と書いてありましたので、行って見ることにしました。ここは石段。短い石段ですが、古墳に上った後ですので足腰に響きます。鐘楼が見えて来ました。
そこから見える景色で、結構な高さに有ることが分かります。
ここにあるのが成田山不動尊。
本堂の柱に「12郭(曲輪)」とあったので気付いたのですが、この山(一重山)は、ここに1500年代に築かれた屋代城跡でした。山頂に本城跡があるようなので少し登って見ることにしました。不動尊の横に山道があります。
途中には御嶽神社。
さらに山道を上がると鳥居が見えて来ました。
矢代神社です。
広場になっていて、視界が広がっていましたので「ここが本城跡か!」と喜んだのですが、神社の柱に「9郭(曲輪)」の文字が。まだ上がありそうですが、今回はここで断念しました。色付いた木々を眺めながら山を下りました。
今回の散歩は、ちょっとしたトレッキングになりました。二つの山を歩いたので、
今日(28日)の散歩は、8,217歩です!
歩数的には大したことはありませんが、山道だけでしたので足腰には厳しいものがありました。「山を二つ上がった!」と婆さんに自慢したら、「歳を考えなさいよ!馬鹿じゃないの!」と言われただけでした。